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夜光伝記  作者: 古河新後
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プロローグ

 蒼く綺麗な月光。

 

 ほんのり冷えてきた秋の夜。

 

 サメルヨウナ夜の元で俺達は出会った。

 

 理由?

 

 特に無いよ。

 

 綺麗な月の下で照らされる彼女を見れば誰だってこう思うはずさ。

 

 綺麗だ。

 

 ってね。

 




 人外。

 

 死人。

 

 白い命。

 

 黒の影。

 

 それは決して信じることが出来ない物語。

 

 出会う事が望まれた二つが―――――

 

 今宵の下に―――――

 

 舞い踊る。



 さぁ。月の堕ちぬ間に終わらせようか・・・・・・・・

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