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過去 病室の中で2 ~りゅうサイド~
君に会いたいと思う度胸がぎゅっと締め付けられる。
きっとこの思いは届かない。
それでも君といたくて、先の見えない暗闇の中で君の面影を探してる。
1人になった時、泣いている時、楽しい時いつだって思い出すのは君のことばかりで、辛いのに愛しくて、ぐるぐるする。
昔の写真を見返す度そこにいるのは君の笑顔ばかりで、アルバムをめくっては会えない君に手を伸ばす。
きっといつか会えて話せたらなんて小さな奇跡を信じながら、アルバムを閉じる。
過去の記憶をたどっては君の姿を探してる。
いるはずのない君がもしかしたらいるんじゃないかって無意識に探す。
僕の記憶の中の君はいつも笑っている。
でもいつかしかだんだんとおぼろげになっていく。
どうして、どうして。。
君はどこにいるの?