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取材という名の探偵ごっこ  作者: チョコパン
高校2年生 8月
46/50

合宿二日目 後半

クラゲを大量に見た智は絶句する。

(このままじゃ・・・)

大量のクラゲの中に溺れた部員を見つけることができた。

(どうやって助ける)

智はまずこの状況を知らせようと海面から顔を出す。


「クラゲがたくさんいる!」

といって潜りなおした。助けを待っていても間に合うかわからない。智には助けることしか頭になかった。もしも時を考えてロープを手に結ぶ。そしてクラゲの集まりに突入した。クラゲの毒に当たらないように避けて通る、だがすべてを避けることができず少し当たったりして体に違和感が現れ始める。


(これはまずいかも‥‥!?)

諦めかけたその時、部員より深い海中から美しい女性の姿をした下半身魚の生物が部員を掲げ、智をめがけて迫ってきた。




智のクラゲ報告を受けた陸にいる3人は驚愕した。

「まじか」

「まずいわね」

「急いで助けないと」

先に動き出したのは水泳部部長だった。副部長が止めようと腕をつかむが振り払われて海へ走っていった。

「大会を無駄にするのか!」

副部長が叫んだ。

「ここで助けられないよりはマシよ!」




(人魚!?)

智は驚いて息を吐いてしまう。

(顔が・・・水泳部部長???)

人魚の顔は水泳部部長に見えた。その認識をした途端、上から衝撃が走った。

後ろを向いて確認すると、水泳部部長が智の肩をもっていた。

___大丈夫?

とジェスチャーを送って智はOKとサインを送る。下を見ると人魚が2人を見つめながらどんどん沈んでいく。だが部員はだんだんと2人の元へ上がっていたった。もちろんその光景を水泳部部長はしっかりと見ていた。それどころか、とても睨んでいるように見えた。



結果、だれも死なずに済み、部員は2、3日の入院。智と水泳部部長は軽傷で済んだ。のちに顧問には叱りと、褒めの両方が与えられた。



智は人魚のことを誰にも話さなかった。だが診断の終了後に水泳部部長に呼ばれた。


「あのことは秘密にしといて」


そういわれた。智はそのつもりだったが、このことについてはさらに深く知りたいと思って聞いてしまった。

「私が小学生の頃、母が海に入ってから行方不明になったの。私は探すべく、海を泳いでいたら、人魚を見つけたの。その人魚の顔は母そっくりだった。でも私はそれに驚くより、楽しそうに泳いでいる母を見て幸せに思ったの。そしてそこから私は人魚に会いたい、人魚になりたいと泳ぎ、泳いで泳ぎまくったわ。でも見つけられなかった。けど…今回見ることができた」


智はそれを聞いて絶句した。それは自殺願望のようなものじゃないかと・・・

「でもね。あの時、母は私にこう訴えてたように見えたの・・・」



「あなたはまだここに来ちゃダメ・・・・って」

水泳部部長の顔に写る儚さと少量の涙を夕日が照らしていた。


合宿の事件はひとまず解決、次は智と瑠衣のスキャンダル?!

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