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取材という名の探偵ごっこ  作者: チョコパン
高校2年生 8月
45/50

合宿二日目 中

「海だー!」

水泳部の1年生の一人が叫んで浜辺を走っている。

2日目の予定は海での遊びだった。水泳部では毎年の恒例行事らしい。参加は自由らしく、大会へ出る部長と副部長は砂浜で椅子に座り、傘の下でゆっくりしている。

「二人は楽しまないんですか?」

比呂斗が二人に聞いた。

「試合前に怪我したくないからね。それにもう2年楽しんだからいいの」

と海遊びには飽きているようだった。答え終わるとサングラスをして寝てしまった。

 新聞部が警備のために呼ばれた本命がこの海遊びらしい。去年に部員が洞窟探検に行き集合に遅刻し、ホテルに戻るのが遅くなったらしい。今回はそんなことがないように見張ってくれということだった。


「俺は休んでいるから遊んでていいよ」

比呂斗は休む気満々だった。近くにある海の家で買ってきたソーダをストロー付きで飲んでいる。

「なら遊んでくるね」

十六夜はそう言って遊んでいる智と瑠衣に伝えた。それを聞いた智はビーチボールを比呂斗めがけて投げた。比呂斗は丁度ソーダを机に乗せたところでボールには気づいていなかった。

「よs・・・ぶわぁ」

よし、と言い切る前にボールが顔面に当たった。頬がひりひりするのか、手で押さえてる。ボールをみてすぐに智と分かった比呂斗は、ボールをもって智のもとへ走っていった。


「元気ね。あ」

水泳部部長が苦笑いしていった。オレンジジュースを飲もうとしたら切れてしまっていた。

「何か買ってきましょうか?」

副部長がおつかいしようと申し出たが、部長の顔が真面目になっているのに気付いた。

「どうしました」

聞くと部長は海の方に指を指す。

「あれ」

副部長がその先をみるとバタバタ海の中で暴れている部員がいた。

「溺れてるわ!」

部長はすぐに上着を脱いで走った。

「春風くん!」

すぐに比呂斗を呼んで状況を説明した。

「十六夜と瑠衣は先生と海の警備員の人に伝えて!」

了解した二人はすぐに走っていった。

「みんなは浮き輪の準備して待機していて」

水泳部部長が真っ先に助けに向かおうとする。

「待ってください!私が行きます」

代わりに名乗り出たのは智だった。比呂斗はそれを尊重し、部長に待機するように促した。

「あなた、泳げるの?」

部長の質問に智は少し悩んだものの、「泳げます」と言った。

だが、場所は海。泳げるとしても波にのまれたらおしまいだということを4人全員がわかっていた。そこで比呂斗は一つの案を出した。

「浮き輪にロープを二つ付けて一方を待機側、もう一方を智に付けましょう」

その意味を智は最初理解で来ていなかったが、副部長の「釣りのウキみたいな感じか」というたとえにすぐにピンと来たようだった。すぐに4人は作業に取り掛かり、ロープつけまで10秒で済ませた。

「あなたも無理しないように」

部長は心配しているようだった。

「大丈夫です」

といって海へ走っていった。智が向かうタイミングで残った三人はすぐに水泳部を収集させた。



 溺れている部員まで2mの位置に行くと、いきなり海面から見えなくなった。

「まずい!」

智はすぐに潜り部員を探そうとする。だが、

(うそでしょ)

海の中には大量のクラゲが散乱していた。



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