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取材という名の探偵ごっこ  作者: チョコパン
高校2年生 8月
44/50

合宿二日目 前半

「疲れた」

比呂斗は昨日の幽霊事件の解決した疲れが残っていた。

「寝てないの?」

十六夜が聞いてきた。十六夜は事件が終わった後にぐっすり寝ていた。もちろん比呂斗も一時間後に寝たものの、疲れが取れなかった。


「どうしたの?」

水泳部部長が聞いてきた。もとはといえばこの部長が比呂斗たちを訳あり部屋に入れたのが問題だった。

「わかっているんじゃないんですか?」

比呂斗が部長に聞くと、フッと笑みを浮かべた。

「ほんとに解決したんだ」

(訳ありなのに冗談でぶちこんだのか)

部長は幽霊を全く信じていなかった。だから解決したのは幽霊がいたことではなくて、いたずらしている人を見つけたことだと思っていた。

「まぁ、とりあえず午前はウォーミングアップだから、休憩しといていいけど?」

気にかけていたものの連れて行ってもらっている身なのでできるだけ迷惑は掛けたくなかった。

「大丈夫です。どうしてもやばかったら休みますよ」

比呂斗は心配させないよう、朝食をしっかり食べた。


「まずはランニング~」

朝食が終わり、30分ほど休憩を挟みストレッチ。その後ランニングに入った。

智にカメラを持たせて走らせる。3人は走る気力がないので顧問の先生の近くで座っていた。

「あの子すごいな」

顧問の花田先生が智をみて驚いていた。智は水泳部よりも少し前にでて走り、一定の距離を保ちながら後ろを向いて写真を撮っていた。部員たちはきつそうにしている顔を見せないためにシャッターを切る瞬間、みんな作り笑顔になっていた。数人は本当にきつそうなのか無理しているのがわかるくらい渋い顔になっている。


「撮影ありがとうございました~」

智は数枚撮り終えるとだんだんとスピードダウンして、ランニングに合流した。そして4人のところに近づくとランニングから離れて比呂斗達に見せた。

「よく取れている」

走っているのにかなりきれいに取れていた。

「ドヤ」

比呂斗に褒められてドヤっていると花田先生が写真を見せてほしいと言ってきた。

「ほ~、これ新聞部だけで使う予定かい?」

花田先生は写真のできに新聞以外で使うのはもったいないと思った。

「いまのところはその予定ですけど」

比呂斗も新聞のことしか考えていないのでそれ以外の使用法があったら教えてほしかった。

「なら、合宿が終わって学校に戻ったら事務にこの写真をもっていってくれないか?学校のHPに載せたいからな」

その先生の提案に比呂斗はすぐに乗ることにした。

(新聞部の株が上がった)

評判を上げたい比呂斗はにやにやしていた。


「ランニング終了~」


だが比呂斗はこれ以上合宿で評判が上がることをまだ知らなかった。


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