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取材という名の探偵ごっこ  作者: チョコパン
高校1年生 7月
31/50

お二人の方針

「7月は夏休みにしとけばいいことTOP10を作りたいと思います」

と瑠衣がいった。それは十六夜が風邪の時に決めたことで智も少しは考えたらしい。とてもいい案だったので2人とも賛成した。




「夏休みにしておけばいいことか~」

智が天井をみて悩んでいる。比呂斗はスマホをポチポチ触っていて、十六夜と瑠衣は二人で案を出し合っていた。


「春風も考えなさいよ」

比呂斗はポチィとスマホの電源をきると、ルーズリーフを出して書き始めた。


1.新作ゲームをとことんする。

2.家の用事を片付ける。

3.バイトをして金を稼ぐ。

4.学校以外の教科、趣味の勉強をする。

5.違う趣味をみつけてみる。


書き終わると紙を瑠衣のところまでスライドして渡す。

ス~~ピタッ。と綺麗に受け止め内容を読み始めた。


「今日は少し寝かしてくれ」

といって比呂斗は寝始めた。十六夜は「夜までゲームしてたんじゃない?」とごもっともな答えを言っていった。

 流石にいくつか候補の案を出してくれたので瑠衣はおとなしく寝かせることにした。



・・・・・zzzzz。

比呂斗が寝ている中、3人で集まった案は『宿題を速攻で終わらせる』、『進路のことをじっくり考える』ぐらいしか浮かばなかった。


「まぁ、大体これぐらいかしらね」

と瑠衣は軽くまとめて紙を智にスライドさせた。

ス~~~~スカッ!急に渡され反応できずに紙は膝の上に落ちた。


「え、なに?」

智は驚いているが瑠衣は笑っていた。

「ここからはあなたの仕事よ」

それを聞いた途端、智の目が点になった。


「今回は簡単だから任せた」

ビシッ!と敬礼のポーズをして、すぐさまかえっていった。

「あのみんなでやってるゲーム買ったらしいよ」

帰った理由をいった十六夜だがもちろん帰る準備をしている。


「え~、それなら俺だって。家でやるからいまは帰るぞ比呂t・・・」

智はすぐに帰る準備をして比呂斗を呼ぼうとするが比呂斗はすでにいなかった。もちろん鞄も。


「いつのまに帰ったあいつ!」

驚いている間に十六夜の姿もなくなる。


「やられた~、ゲームで覚えとけよ~」

_______ニヤリ

別の案が浮かんだのか少し悪顔をして部室を閉め出ていた。


 

智は家に帰るとアイスをパクパク食べている姉に夏休みどういうことをしたらいいのか聞いた。


「それはデートよ。デート」

___近くにいるんでしょう?

まるで見透かしているようににやけながら彼女は智の顔をうかがっている。


「ぐっ」

否定できない智は明らかに動揺していて、それをみた彼女は笑っていた。


「で、どこがおすすめスポットなんだ?」

開き直った智は彼女におすすめのデートスポットを聞こうとする。


(大丈夫かしら、もう目的忘れているけど)

一応おすすめスポットを教え、忘れていることを告げずに夕飯の手伝いに向かっていった。

 夕飯ができるまで智はすることがないのでゲームしようと自室の椅子に座る。


「あ、わすれてた」

ここでようやく自分がするべきことを思い出した。




「さて、しますか」

智はゲームを起動し、比呂斗達のパーティーに参加した。


『お、橘も来たわね』

瑠衣が最初に出てきた。今回も通話しながらのプレイだが今回はオリガミさんも参加していた。だが訳アリで通話は聞くが話すのはテキストチャットらしい。そしてリアルネームもすでに教えている。だがオリガミさんだけは『オリガミでいい』と送られてきたので聞かないでおくことにした。


瑠衣のキャラは顔は似ていたが髪は短髪にしていて、服は弓の初期装備で軽そうなぼろ布服だった。


GOD UP

それが瑠衣のIDだった。だいぶ目立ちそうなIDだが瑠衣の上の名前の『神上』を知ると少し納得する。

 瑠衣の武器は弓。あまりゲームは触らないと言っていたが意外とうまく、10発に7回、速い遠い敵に当てていた。


「で、私にセンスがあるっていってくれるのは嬉しいんだけど。さすがにこんなレベル差があっちゃ喜べないわよ」

瑠衣が言った通りレベル差は広かった。

瑠衣   1レベル

比呂斗  32レベル

十六夜  27レベル

智    29レベル

オリガミ 56レベル



今回は大体チュートリアルがメインで瑠衣のレベルが10レベルに到達したところで休憩に入った。


「あ、そういえばオリガミさんは夏休みしたほうがいいことってありますか?」

 ゲームをする前まとめようととりかかったのだがやっぱり案が足りずに頭を抱えていた。だが


[いくつか思いついたけど

1.未練があれば解決させる

2.人の信頼を得るためにボランティアなどをする

3.ここぞという時のためにいろいろ準備しておく(就職とかなら面接練習とか)

4.やり残していることをすませる



(中二病のような回答があるのはおいといて、おかげでなんとか。終わりそう)

そしてなにか閃いたかのように、準備をする。


「よし、なんか思いついたから僕は落ちるね」

そういって智は電源をきった。


一時間後_____



「できたぁぁぁぁぁ」

終わって腕を上に伸ばしてリラックスすると時間はすでに深夜1時を回っていた。

・・・・・zzzzzz

 そしてそのまま眠気に耐え切れずに机に伏せて寝てしまった。


智の出来栄えは次回、そして智の輝く舞台『クラスマッチ』の前準備!

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