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取材という名の探偵ごっこ  作者: チョコパン
高校1年生 5月
24/50

2人の出会い

放課後、智と瑠衣は部室にいた。比呂斗が遅くなるという理由で智は鍵を貰っていて、部室で待っていたら瑠衣が来たのだ。


「そういば、橘はどのようにして比呂斗に出会ったの?」


瑠衣は疑問に思っているようだった。だが、智も同じことを思っていた。


「そういう瑠衣ちゃんこそ」


_____うっ。


あまり聞かれたくないことのようだった。だが瑠衣は自分が最初に振ったことなのでいうことにした。だが


「僕が比呂斗にあったのはね~」


と先に智が話した。



僕が比呂斗にあったのは部活動説明会のときだった。体育館であって途中から男と女でそれぞれの部活を分かれて聞いていたとき、僕は一番後ろであまり入りたい部活がなくてとても暇だったんだ。その時横を見ると比呂斗がいたんだよ。

 僕と比呂斗はクラスが2個離れているけど、間の人が丁度休みで、声を掛けてくることにしたんだ。


「ねぇ、なに部入るの?」


「・・・・・」


気付いていなかった。僕はさすがに悲しくなったので肩を軽くたたいた。


「俺?」


と、比呂斗は自分を指差して答えた。


「そう。君だよ」


僕に呼ばれた比呂斗は体育座りから胡坐あぐらにして、こっちを向いた。


「君って呼ばれたのは初めてな気がする」


頭に手を当ててすこし照れているようだった。


「それで何部に入るの?」


僕は本題に入ると比呂斗は少し悩んでいた。


「今はまだかな。でもできるだけ人が少ない部活かな~」


その答えは僕とほとんど一緒だった。入るなら少ないほうがいい。


「僕もほとんど一緒だよ。それに運動部以外だけど」


そういうと、『俺も!』と共感してくれた。そこから僕たちは部活動説明会で分かれている間ずっとしゃべっていたんだよ。そして別れ際に


「また会うかもね」


って言って分かれたらここでまたあったってわけ。



「へぇ~、あんた達にそんなことがあったのね~。少しうらやましいかも」


瑠衣は智の話を聞くと、そのような出会いをしてみたいと入学前に思っていた。


「では、私が春風と出会ったのはね」


そして瑠衣が語り始めた。


 私が春風と出会ったのは、橘よりも前の合格者説明会のときだった。


私はお母さんと来ていた。


「私、ちょっと校舎をみて回るからお母さんは車で待ってて」


そういうと私は校舎を一通り見ることにした。


「ここが音楽室か~」


校舎はとても複雑だった。だが私はどんどんみていった。その結果。


「やばい・・・・迷った」


学校で迷えば階段を下りればいいが勘違いした私は全く頭が回らなくなっていた。


「どうしよう」


階段を下りたり上ったりしていると、そこに1人の少年が上から降りてきたんだよ。それが春風だった。だけどそのときの表情はとても暗かったのを覚えているけどそんなの関係なしに私は春風に声を掛けたんだよ。


「ねぇ、駐車場にいく方法教えてくれない」


私に声を掛けられた春風はゆっくりと顔を上げて私を向いた。


「駐車場なら、階段を下りればすぐでしょ」


その言葉で私はすぐ自分のしていたことを理解し後悔した。そして私は少し念を押すことにした。


「このことは誰にも言わないでね」


春風はびっくりしていた。その後にため息をついて私に条件を出してきた。


「それなら、1階にいるきれいな黒髪のショートで俺より少し小さい女子に『少し探索する』っていっといてくれ」


これで済むならと私はその条件を呑んで1階にいった。そしたらそこに十六夜ちゃんがいた。


「ねぇ、3階の階段ですれ違った人が貴方に『少し探索する』とのことを伝えてくれって言われたんだけど」


私の言葉に最初なに言っているかわからなかったようか。十六夜ちゃんは少し頭を傾げた後数秒で理解したようだった。


「あ~。比呂斗このぐらい自分でいえばいいのに。ごめんね、なんか面倒なことに巻き込んじゃって」


十六夜ちゃんは手を合わせて謝った後すぐに駐車場に向かって走って行ったよ。だけどその時捨て忘れてたのか、ポケットから受験票を落としていったから私が拾ったのよ。



「へぇ~、そんなことが」


智は瑠衣とほぼ同じ反応を見せていた。


「それで後はどうなったの?」


後のことを聞かれた瑠衣は少し思い出していた。


「確か、表情が暗かったのは『そんな表情してたっけ?』っていってた。受験票は『いらないから捨てていいよ』って言ってた」


どっちもなにもなくてよかった。少し安心していた瑠衣だが気付かずにある過ちを冒していた。


「瑠衣ちゃん。僕も秘密守るから鍵もっていってね」


その言葉に理解できず、瑠衣はスマホの通知をみたそしたら。


『俺と十六夜。用事で今日休むわ』


と着ていた。そして顔を上げたらもう智が部室から出ようとしていた。


「待ちなさい!」


瑠衣は急いでスマホを鞄にいれて部室を出たがもういなかった。


「最悪~」


そして瑠衣は鍵を閉め、ゆっくりと職員室へ向かった。そしたらそこに智がいた。


「後は僕がしますよ」


瑠衣はびっくりしていた。


「なんで待っているの?」


瑠衣は問いただすと智は少し顔を赤くしていた。


「いや、なんか悪いことしたなって」


瑠衣はまたもや理解できずに智に鍵を渡した。智が返している途中に考えるとすぐに答えがわかった。そしてその答えを思うと少しにやにやが止まらない。


「あの過去話は橘も弱みを言っちゃってたんだ。ふふ、寂しがりなんだね」


そして瑠衣は智と一緒に帰ることにした。


どんな出会いにすればいいか考えるのに少し苦戦しました。

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