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取材という名の探偵ごっこ  作者: チョコパン
高校1年生 5月
22/50

初依頼

新聞部初の

昼休みに源に七不思議について聞かれた。


「どうだった?七不思議は」


比呂斗は雫たちのことは言えないので返答に困ってしまった。


「ん~、すごかったぞ」

「それだけじゃわからねーよ」

「えーっと、二階の廊下の電気はついていて、玄関が空いてた。そして中に入っても警報装置は鳴らず、誰もいなかったよ」


ざっくりした説明で切り抜けようとしたが源は甘くはなかった。


「じゃ、いってみようかな」


比呂斗の予想外の発言で飲んでいる麦茶を吹きそうになった。


「もうなんも起こらないと思うぞ。その後3回ぐらい見に行ったが普通に戻ってたし」


一か八か嘘をついてみた。


「そーか、ならいいや」


切り抜けることができて、比呂斗はホッとした。


「その情報の見返りに最新情報を教えてやろう」


源の情報は非常に頼りになる。まずは、条件をみたせば本当の情報を教えてくれることだ。条件は、相手の主の決定した額や価値を上回ることだ。大抵は見つからずに情報を得るのだが、時々、情報主本人から聞くことがありその時に、情報主が価値や金額を設定するらしい。そして、条件が満たなければその情報が有利になるように嘘を教えるとのことだった。次は普通に手に入りにくい情報も持っていたりするからだ。


「その情報は

1つ目 ここ最近不良たちが暴れているらしい。


2つ目 他の高校でヤンデレがいるらしい。


3つ目 天才詐欺師がこの町に住んでいるらしい。


4つ目 この学校に小説家の生徒がいるらしい。


5つ目 中学の同級生の集まりで組織的なものを作っている人がいるらしい。


こんなものかな」


情報というより噂に近いようだが、都市伝説の感想があれでは納得は言った。比呂斗は本当か聞こうとしたが、さすがに自分から言ってきた情報で嘘は無いだろと思いきくことはしなかった。


(天才詐欺師か、あのサイトの人に出会えるならあってみたいが)


そんなことを期待しながら源と昼休みを共にした。




 その日の部活中、比呂斗の新聞の付けたしをみた先生が相談にきた。


「あの相談したいんだけど」


相談に来た先生は、1年4組の担任 新堂しんどう かすみだった。まさか比呂斗も最初の相談相手が先生だとは思わなかった。


「相談っていうのは、近頃いじめがあるらしいのよ」


それを聞いた比呂斗はすぐに、いじめられている人物を特定するだと思った。


「それでいじめがなくなる方法を教えてほしいのよ」


予想とは別に解決法を聞いてきた。


「解決法か~」

「解決法ね~」

「解決法・・・」


比呂斗以外の3人は困っているようだった。比呂斗は一応あることを聞いてみた。


「いじめられた人に相談されたんですか?」


その質問をすると新堂先生は驚いた表情をした。その表情から相談を受けているだろうと察した。


「その相談をした生徒は私たちに相談するように頼んだんですか?それとも先生の独断ですか?」


さらに追い込めると新堂先生はしぶしぶ答えてくれた。


「これは私の独断よ。いじめはクラスで行われているみたいなの。それでも私1人では手に負えなくて・・・その時この新聞をみたのよ」


先生の相談には乗ってやりたい比呂斗だが解決法といっても情報が少なすぎた。


「内容はどのようなものですか」


次に十六夜が質問した。丁度比呂斗の聞きたい情報でもあった。


「暴力や暴言、またはいたずらよ」


「よくあるいたずらね」


瑠衣はそういったが、それだじゃわからなかった。だから比呂斗は鎌を掛けてみた。


「すみませんが、断ります。相談するならまず本人の了承を得て、本人をここに来させてください」


その回答に新堂先生の顔が少し暗くなり、ゆっくりと教室を出て行った。


「わかったわ・・・・・」


先生が出た後3人から質問攻めにあった。


「なんで断ったの」

「せっかくの第一依頼主だったのに」

「もしものことがあったら私たちの責任にもなるのよ?」


こうなることを予想していた比呂斗は断った理由を説明した。納得してもらうのに少し時間がかかったが何とか了承してくれた。


後日、いじめられている生徒が来た。新堂先生は他の用事でこれなかったようだ。だが比呂斗には好都合だった。


「1年4組のかい たけるです」


身長は比呂斗より少し低く、見た限りやさしそうなイメージだった。その後少し自己紹介をしてもらった。


戒 武

帰宅部

趣味 読書 

苦手なこと 運動

得意科目 国語

苦手科目 社会



「単刀直入にいいます。いじめられたのはいつからですか?」


いじめは入学式の3日後にあったらしい。4組にはかなり体育系の部活の部員が多く、それを利用して威張っているようだった。


「これは俺が中学のときでもみたことがあるな。体育系の部活おれかっこいいとか、強い、というイメージをもって、文化系や帰宅部を下に思い、いじめやパシリとかさせる連中。だいたい行動がおかしかったりしてあんま関わりたくなかったが」


比呂斗が中学のころにあった、似たようなことを話すと3人も同じようなことがあったような様子だった。


「それに目をつけられたか~」


比呂斗は少し悩んだ。雫の友達の雨のこともあるし必ず解決したいとは思っていた。だが、一度イメージが定着したらそれを変えるのは難しい。唯一よかったのは不良系のいじめではなかったことだ。


「部活は入らないの?」


その質問をすると戒は少し悩む仕草を見せた。


「入りたいのはやまやまですが、もう5月で。いま入っても差別されそうで怖いんです。なんならここはだめですか」


非難策にここが言われたが、その言葉に比呂斗は少しイラっとした。言おうとするところで智が言いたいことをいってしまった。


「君、真剣にいじめに悩んでいるのなら、文化系ではいけない。せめて体育系にしないと」


「でも・・・」


戒は少し泣きそうになっていた。それをみた十六夜がすぐにカバーした。


「大丈夫。策はあると思うよ」


どの部活に入らせるか比呂斗は悩んでいた。


(野球やサッカーはおそらくクラスの人がいて入りづらいだろうし、文化系は候補にない)


そんなことを思っていたらいい部活があった。


「よし、いまから部活見学に行くぞ」


比呂斗が思ったいい部活とは一体どの部なのか!

パソコンが治ったので後書きも前書きも書けるようになりました!

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