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取材という名の探偵ごっこ  作者: チョコパン
高校1年生 5月
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20/50

1年1学期中間テスト

新聞部の成績はどれほどか!

 テスト前日、比呂斗は新聞部三人に学力のことを聞いてみた。


「私?聞かなくても比呂斗ならわかるでしょ?」


「俺は赤点のチキンレースだな」


「私はまぁ、上位目指すけど」


 それぞれ学力に違いがあるようだった。光明高校の中間テストは普通に5教科で、期末になると、選択科目が追加される。選択科目は入学式に選ぶことになっていて、美術、書道、技術、音楽の4つに分かれている。比呂斗は技術、十六夜も技術、智は書道、瑠衣は音楽だった。テスト内容は期末テストで知らされるらしい。


「テストか~、面倒くさいけど3時間で帰れるからいいか」

比呂斗はテストが嫌いだった。理由は、すぐ終わって時間まで待つ時間が寝ることができないし、暇だからである。見直しまで終わっても、20分ぐらいあまっているときがあったりもした。


 テスト当日、国語と数学と英語があった。中学校と同じで早く終わるかと思っていたがそうではなかった。


「は?!」


国語のテストの答案用紙と問題用紙が配られたとき、比呂斗はその問題用紙に驚いてしまった。なぜか、白紙だったからだ。もちろん後ろにも受ける生徒はいたが、適当に上から取ったらその問題が白紙だった。


「先生~、問題用紙が白紙です」


そういうとテスト監督かつ担任の切崎先生は代えの問題を渡した。渡された問題用紙を確認するとまた問題に問題があった。


「先生、下半分消えてます」

「は?!」


先生も驚いているようだった。教卓においてある用紙をあさると、頭を抱えた。


「すまん春風、問題用紙ないから取ってくるわ」


そのまま20分こなかったが、比呂斗は初めての体験にわくわくしていた。笑いそうになったが心の中で耐えていた。


「もってきたぞ、残り30分だが諦めて放課後するか?」


比呂斗は、問題に問題がないかを確認するついでに問題を少し見ると、先生のほうをみた。


「いえ、大丈夫です」


その後比呂斗は問題を解き始め、チャイムと同時におわった。


「お疲れ比呂斗~」


源が声をかけてきた。源の席は比呂斗の列の一番後ろだからみてたのだろう。


「まさか2枚とも白紙とはな~」


「あの時は俺も後ろで笑いそうになったぜ。で、テストはどうだった?」


「なんとか終わったよ」


「お気の毒に」


笑いながら源は席に戻っていった。だが、テストの白紙は国語だけでもなかった。2時間目の数学、3時間目の英語も比呂斗だけが白紙のプリントが来たのである。それを後ろからみてた源は堪えきれずに、爆笑して腹を抱えていた。


「調べた結果、他は2年1組、2年4組、3年2組、3年5組のクラスも比呂斗と同じ出席番号だけ白紙だったそうだ」


「やっぱりか」


1日目のテストが終わった後、比呂斗は源にお願いして他のクラスにも白紙がないか調査してもらった。笑いを取らせてもらったといい、無償で受けてくれた。


「それで、なにがやっぱりなんだ?」


「それは簡単だ。まず、俺への嫌がらせはさすがにない。1年だし。そして次は、2つ飛ばしのクラスにも俺と同じ出席番号の人だけ、だということは異常があるのはコピー機のほうだ。後は大体予想はつく」


「それでも比呂斗の出席番号は28番だけど、なぜ28枚目と41枚目だけが故障するんだ?」


「それなら、実際に見に行ってみる?」


比呂斗は確かめに源を誘うが面倒だから今説明して、と断られた。


「28枚目に区切りの白紙になる設定をしてたんだよ。じゃ~、それはなぜか。プリントが兄弟の人だけ配らない枚数だったからだ。そしてそのまま41枚プリントした。俺の代えのプリントの下半分はおそらくインク切れ。2つ飛ばしなのはコピー機が3台の内の1台。まぁ、こんなことだろ」


説明すると源は納得した表情をしていた。


その後、テストは白紙がなく順調に終わった。


結果発表の日、順位はそれぞれの学年の靴箱に貼ってあった。


「私の順位は~」


いち早く登校した、瑠衣は順位の紙の前にいた。


(まぁ、睦月ちゃんには負けるかな~)


そんなことを思いながら自分の順位と新聞部の順位を探していった。だが、


「なっ・・・?!」


瑠衣は開いた口がふさがらなくなった。



「比呂斗―何位だった?」


放課後になり比呂斗は部室に行くと智に順位を聞かれた。


「いや、みてないよ」


「そうか~、俺と一緒に悪かったのか」


智が同類だ、という目で比呂斗をみている。


「順位ならそろそろわかるよ」


比呂斗はそういうと廊下から走る音が聞こえてきた。


「春風、なんであんたが一位なのよ!」


瑠衣がぜぇぜぇ、息を吐きながら部室に入ってきた」


「一位!?」


智の目が異常に見開いていた。後から十六夜も来た。


「比呂斗、私と蒼ちゃんと一緒の点数で同率一位だったね」


「え!?」


智は異常に見開いた目を十六夜に向けた。


「でもすごいな、一位が全員同じ点数だなんて。で何点なんだ?」


「すごいどころじゃないわよ」


へ?と頭に?が浮かぶ智。


「500点満点よ」


点数を聞いた途端に智はとても驚いて部活の時間なぜか敬語になっていた。


1年生180人  500点満点中

比呂斗、笠草、十六夜 1位 500点 のちカンニング疑惑で追試あり


瑠衣 25位   480点


源 60位  390点


智 170位 140点 のち英語、理科30点以下のため補修あり



次回追試、補修の回

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