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取材という名の探偵ごっこ  作者: チョコパン
高校1年生 4月
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プロローグ

「まずは、自己紹介をしてください!名前、趣味、身長さえ言ってくれればいいです!」


光明高校の1階新聞部の部室で新入部員の自己紹介が行われた。


「1年3組の春風(はるかぜ) 比呂斗(ひろと)(男)です!趣味は…ゲームです!身長は、165cmです」


そのとき部室にいた人たちが笑った。


「同じく3組の睦月(むつき) 十六夜(いざよい)(女)です!趣味は読書です!身長は160cmですよろしくお願いします」


拍手の音が鳴り響くだけであった。


「1年1組の(たちばな) (さとし)(男)です!趣味はランニングです!身長は166cmです!」


そのとき比呂斗は

(なんで体育会系じゃないだろう?)

とも思って次の人に移った。


「1年2組の神上(かみうえ) 瑠衣(るい)(女)です!

趣味はとくに、ありません身長は162cmです」


少し部室が静かになった。

そのあとに部の顧問の人が


「新聞部顧問の、山坂(やまさか) (とし)(男)です!新聞部は、先輩が去年で引退して、そのまま誰も入ってこなくて今に至るのですが4人でがんばってください!ある程度は、協力します」


と言ってなぜか出て行った。


「なにすればいいのけ?」

比呂斗は自己紹介前にみんなとは少し仲良くなっていた。十六夜とは中学の同級生、智は部活動説明会、瑠衣は合格者説明会の時だった。


「まずは、新聞を作ることじゃない?」

十六夜は当たり前のことを言ったものの、部室は机と椅子しかなくどうすればいいのかわからなかった。

「でも、新聞って小学校で作るような紙のようなやつじゃなくて、パソコンとかで作るやつじゃないの?」


現に、比呂斗たちは、高校生。パソコンを使うことぐらいは、わかっていた。


「おそらく、先生が取りに行ったと思うわ。にしても頼りなさそうな先生だけどね」

瑠衣はため息をついた。

「まぁ、なんか顔がやる気なそうだからね〜」


「君たち、持ってきたぞ〜」

慧はパソコンとカメラ、充電器や、それを繋ぐコードなどと、ボイスレコーダーを持ってきた。

「まず、新聞部は新聞を作るわけだが、話題がない時もある、だからあらかじめ話題を作っておくことも必要だからな、今月は、職員の紹介で大丈夫だ。それに工夫を付け加えてもいいぞ!」


「せんせー、ボイスレコーダーとかもうかうんですか?」


「智くんだっけ?ボイスレコーダーは、メモなど取りづらいところなどに使うんだ。そしたら録音してあとで聞けば覚えなくて済むからね」


「「「へぇ〜」」」

比呂斗と、十六夜と、智は揃って言った。


「でわ、活動は明日から、鍵はちゃんと閉めて職員室に持って行くように!」


「「「「さようなら〜」」」」


慧が出て行ったあと少し話したあとみんなで鍵を返しに行った。



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