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君逝く朝に  作者: 杉山薫
第2部 修学旅行 第1章 小林さくら編
19/45

2日目 その2

 橋本龍之介君は私を境内の裏に連れ込んで思い切って抱きしめた。


びっくりした!


「小林さん、もうお試し期間はおしまいにしよう。ボクの初めての恋人になってください」


ヤッタ!


そのままの勢いで『恋愛未来日記』の通りに私は黙ったまま橋本龍之介君の唇にキスをした。


これって押し倒しても大丈夫?


私と橋本龍之介君は嵯峨野を散策して嵯峨野トロッコ列車の嵯峨野駅を目指す。


マズイ。

このペースだと班のモブたちと合流してしまう⋯⋯。


嵯峨野駅に近づくほどに私の足は遅くなる。遅くなるどころか止まっては後ろに下がる。


そんなことをしていると橋本龍之介君がスマホを取り出した。


「小林さん、佐藤君から連絡きてた。12時のトロッコ列車で2人でゆっくり来ていいよって。どうせボクたちの班はゆったりしたスケジュールだしね」


橋本龍之介君はそう言った。


ヨシ!


嵯峨野駅に到着したのは11時半くらいだった。そして12時の嵯峨野トロッコ列車に乗った。


嵯峨野トロッコ列車はロマンチックな空気のままトロッコ亀岡駅へとたどり着いた。馬堀駅には1時到着し、班のモブたちと合流して京都駅まで戻って昼食をとった。伏見稲荷に移動した


できればここでも橋本龍之介君と2人きりで千本鳥居の参道を歩きたい。


モブたちはさっさと行けばいいのに⋯⋯。

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