PROLOGUE
第一部のプロローグです。
吹奏楽物語のすべてはここから始まりました。
相変わらず文法表現は上手くないので許してください。
※この作品はフィクションです。
アナウンス:「只今より成績発表を始めます。成績は金賞はA、銀賞はB、銅賞はCと発表します。」
ついにこの時が来たか。
中学校最後の吹奏楽コンクールの成績発表。
アナウンス:「出演順1番、四日市市立尾平中学校、B。」
パチパチパチパチ(拍手)
アナウンス:「出演順2番、四日市市立阿倉川中学校、A。」
「ワアーーー!」
パチパチパチパチ(拍手)
金賞が出たな。
ワアー、って叫び過ぎだろ。
アナウンス:「出演順3番、四日市市立極西中学校、C。」
パチパチパチパチ(拍手)
いよいよ次だな。
アナウンス:「出演順4番、四日市市立東部中学校、A。」
「ワアーーー!」
パチパチパチパチ(拍手)
よっしゃ、金賞だ。
部員達も歓喜している。
あとはこのまま県代表に選ばれてくれ。
優勝なんて期待してないからはやく県代表の発表をしてくれ。
アナウンス:「続いて、優勝団体を発表します。中学校B編成の部の優勝は、出演順2番、四日市市立阿倉川中学校。」
パチパチパチパチ(拍手)
アナウンス:「最後になります、東海吹奏楽コンクールへの県代表を発表します。県代表は、出演順2番、四日市市立阿倉川中学校。出演順14番、津市立江戸橋中学校。以上の2校です。」
今年も東海大会に行けないのか。
でも、金賞だったから悔いはないな。
部活は引退になるし、これからは高校受験の対策を徹底するか。
そして
高校入試合格発表の日
・・・・。
ない。
俺の受験番号が張り出されてない。
何度見ても、ないものはない。
ということは
不合格
翌日、二次募集をする学校を必死に探したが、普通科高校で二次募集をするのは白銀高校だけであった。
白銀高校の見学は行ってないから不安だけど、二次募集をする普通科高校はこの学校しかなかったのでやむを得ず白銀高校を受験した。
結果は合格
進学先が決まったのは良いが、高校生活をどう過ごしていこうかまだ決めてない。
中学校の連れは誰一人として白銀高校に通わない。
中学の頃みたいに馬鹿をすることができないのは寂しいな。
中学の時みたいに相性の良い連れができれば良いんだけどな。
放課後はどうしよう。
持病のがあるから激しい部活はできない。
それに、白銀高校の吹奏楽部は確か廃部になっていたから吹奏楽は続けれない。
部活は無所属でたまにバイトをしようかな。
別に家計が苦しいことはないけど、社会の貢献だと思えばいいだろう。
何をするにしても、両親は昨年から海外出勤で留守だ。
予定ではあと3年は海外だから、高校生活は自由に過ごせる。
でも、入学してから考えても遅くないから焦らず考えるかな。
そして
入学式翌日
放課後
やることがない。
そして眠い。
教室で少し寝ていこう。
こんな生活が何日か続いた。
そんなある日。
ほんの少しの夢を見た。
今まで見たことのない広い舞台に立っている。
周りを見る限り、吹奏楽の演奏をした後のようだ。
そして、今まで経験したことのないぐらい壮大な拍手を受けてている。
それほど良い演奏だったのか俺にはわからない。
気がつくと俺は教室にいた。
放課してから2時間経っていた。
荷物を手にとり帰宅しようとしたとき、一人の女子生徒が教室に入ってきた。
名前はわからないが、確か同じクラスの人だった気がする。
その人は俺にこう言った。
「ねぇ、吹奏楽部に入らない?一緒に楽器を演奏しようよ。」
この誘いが、俺にとっての高校生活の始まりだった。
新作を読んでいただきありがとうございます。
吹奏楽物語の第一部です。
この作品はもともとは同人のゲームのシナリオで使う予定だったものです。
原作はギャルゲー(全年齢対象の予定)であったため選択肢はすべてカットし、予定では8ルートもありますがそれを強引に1つにまとめる予定です。
さっきから予定ばっかりやないか!
と思う人も多々居ると思います。
実は原作のゲームもまだ完成してません。
下書きの段階でストップしてます。
そして、完全に決まっている話はプロローグ、最終話、エピローグ、(各ルートのエンディング)だけです。
途中経過の話は点も決まってないです。
ですから、次回はどんな話になるか自分でもわかりません。
自分でもどんな話になるのか楽しみです。
気まぐれな作品ですが、これからも宜しくお願いします。