アクアリウム
「そもそもです! とっくに、順位付けは済んだでしょう!? 私が上! そっちが下で! わかれってんですよロング・アームっ!」
「ネリーっしょ! ざっけんなっしょ!? アンタ自分コケにしたヤツをっさぁ! 放ったらかしで許せっワケぇ!?」
「んなもんめっっちゃ腹立ちますねえっ!!!」
遠く北方デーモン首都の、地の下における底の底。悪い子・ちゃんの『手』をぶっ飛ばし、跳ねたそれらが合体をして、赤白の派手な衣装を纏う。二つ結びのお団子ガール。真っ赤な瞳、金の髪。黙ってたらばカワイんだがねぇ! 性懲りもなしに迫る腕。掴んで引き寄せ真っ正面へ。蹴り。容赦なく腹にぶち込んだ。困るんだよね、こーいうの。娘っ子嬲る趣味など無くて、悦に浸ったらどーしてくれる。
しかし当妖はどこ吹く風で、さして、堪えた風もなし。腕の先端引っかき爪で、こっちも駄賃に食道裂かれ、やって、やられて距離が開いた。小娘が。血の泡をベ! っと吐く。どうせ片割れも居るんだろうさ、窺ってないでさっさと……っ!? 足元に浮かぶ影。私にくっ付いていた女の二人、キティーとサタナチア嬢が即座に離れ、床を突き破って少女の姿。顔を掴まれてでっかいギザ歯ぁ!?
「……わたしのことは?」
「……グリーン・トゥース・ジェニーさん。」
「……あってる。」
そのまま首をねじ切られた。視界と眼球がぐるんと回り、両のお手々で慌ててキャッチ。合ってんでしょが!? 言わせておくれ。お返しに『顔で』ぶん殴り、球根みたいなモドキの娘、その奴を剥がし遠間へと。まぁ、とりあえず初手はしのいだか。先日のアレで恨まれてたか? 狙いが私は大分助かる。ザリザリと、根っこのお足が床上削り、最初ぶっ飛ばした娘と合わせ、睨むお目目が爛々四つ。
「っちぃ! ぜんぜん動くっしょ!? やっぱおかしいっしょコイツ! 銀色ぉ!!!」
「……だいじょうぶ。しぬまで殺せばぜったいしぬし……。」
「ふふはははっ! ならばやってみれば宜しいのです! わたし、ノマを相手で出来るもんならぁ!!!」
「勝つからまけない……!」
明らか最後にやられる邪悪。そんなセリフをバリバリ吐いて、敵意をこっちへと引き付ける。しかしアレか、殺すと来たか。よほど、頭に血がいったか? この子らの強い同族意識、それを踏み超えて言わせるとはね。傷つくわぁ……。『死んで欲しい?』『……ううん。殺したいだけ。』『さいですか。』落ちた頭をがっこん! 嵌めた。乙女心は複雑らしい。……さぁて。じゃあ、どうすっか。
状況を一度整理しよう。嵌めた頭をついでで回し、周囲『一周』を視認する。場所は屋内地下閉所。敵は狭いが得意の二人、味方は死ぬ子と死なない子。勝利条件は撃滅でなく、泣かして逃走追い込みである。泳がせた後を追いかけたいので。で、そうすると前へ押し出せるのは、ゼリグとまぁ、マガグモか。残り二人も悪かぁない。とはいえそれは対人ならで、対妖とあっちゃ馬力の差がね。如何とも。
戦車に殴られると人は死ぬ。死ぬので袖をよいせと捲くり、クラキさん印クラインの壺、取りいだしたるはでっかい鍋。内は完全な半球形。大きさは人を覆える程度、王国職人力作である。例の空間跳躍装置代わり、頼んで制作を頂きました。ちなみに諦めていないらしい。さておき! ぶん投げる。キティーとサタナチア嬢の間に刺さる。轟音爆砕。砕け割れ、壁の機械が剥がれて落ちた。
「ちょーっとね! 使用が『目的外』じゃありますけども、そいつ盾にしてよろしくどーぞ!!!」
「既に一回死にかけたんだが!? 掠ってんのぞギリギリ髪がぁ!!?」
「ノマちゃんあとで折檻ね。」
「すんません非常事態ですもんで! っと!!?」
「つーべこべヤってんじゃネーっしょバァカっ!!!」
腕。細く、長く生え伸びて。少女の肩の後ろから。狭い室内を自在に渡り、二本、三本、六本、いっぱい! 最初一撃は飛び退いて、次の一撃を叩いて落とし、退いた勢いでゼリグに当たる。後ろ頭がお胸へ埋まり、転倒もんどり追撃回避。様子窺いの邪魔すんな? なんでも御免で済ませんな? ゴメンてこっちお願いします! オマケで加勢で付けるよ蜘蛛も! 不精で端っこメンドー言うな!
『アナタ祭壇のカタキでしょう!?』『そーじゃった! ぶっ転がしじゃ!』やったの半分私だけどな。その辺の実は黙っておいて、更に追い縋る上腕の群れ、引き付け強引に二人のほうへ。離脱する。突撃する。追って肉薄の球根娘、そこへ自らで突っ込んでいく。お互い激突どんがらがった。げっふほ。これでどちらも死なずと対峙、死ぬ方行かれては厄介なので。人質の知恵、持たれちゃ困る。
ゼリグの短剣抜刀音。マガグモの粘糸放出音。あとに続いて切り結ぶ音、断って落とされた『腕』が糸ごと縺れ、鍋の下からもぎゃーぎゃー音が。めげずに手首で這い寄ったそれ、タコ殴りに遭って蹴り出されてる。そうならそのままお任せしま……!? す!!! 両の腕先を掴まれた。こじ開けられてがら空きの首、迫る大口牙が立つ。太い血管食い破られて、どす黒い赤、零れてどぷり。
「ごぶ……っ! がっ……! ……ええいっ! わたしの芸風を!」
「……まだしなない。……どうしたらしぬ?」
「えらい人にでも聞いてくださいっ!」
とりあえず一発頭突いておく。引き剥がそうとする。剥がれない。あ。手首の腱が切断されて……! この子手のひらにも口と牙!? 仕方がないのでガンガン頭突き、球根娘をヘコませてゆく。首の柔らかな脂肪層。それぐるみ肉を食い千切られて、ようやっとそれで数歩が開いた。チッスのマークにゃお熱が過ぎる。頚椎も欠けてぶらぶらするし、両の手首も捥げ落ちてるし。再生する。手を撫でる。
「まっったく……。あー。そういや聞こうかと思ってまして、アンタ方何がしたいんです?」
「……なにって、……なに?」
「食人目当てと違うでしょう? 草原都市でもそうでした。明らか殺すが目的ですし、食べもしないならそこら辺、何がやりたくて『こう』なんですかね?」
髪からコウモリを発射する。牽制のそれは掴んで取られ、そのままお口でモグモグされた。
「げぷ……。なんでって……? ニンゲンがしぬの、いーことだし……。」
「……その心は?」
「……おさかな。……ぎんいろはおさかな、飼ったことある?」
睨み合う。少女が小さくぽつぽつ語り、後ろを腕がぶっ飛んでいき、糸に絡まってどんがらどんがら。『逃がした!? さっさと決めい! ニンゲンモドキ!』『ニンゲンモドキ言うんじゃねえ! 甘ーんだよそっち抑えがクモぉ!』『あああぁ!? もおおぉ! ブッコロっしょぉおおっ!!?』お静かに。あっちやこっちを破片が飛んで、閉じた鍋にもガンガン当たる。私も口角をひん曲げた。
「……まぁ、……ドジョウくらいなら?」
「ちいさいおさかな、ツボにいれるの。みずのくさもいっぱいいれる。そうするとどんどんふえる。」
「種類によっちゃあそうでしょうけど……。」
「ふえすぎるとしんじゃうの。ぜんぶ、みんな、しんじゃうの。」
少女の真ん丸下半分。それがスカートのようにふわりと舞って、助走なし。頭上をひとっ飛びに急襲する。大上段からの唐竹割り。牙付きの腕が降り下ろされる。そいつをガン! と両手で受けた。前腕骨と周囲の肉。噛んで潰されてミチミチをいい、耐えきれず先にへし割れる床。なるほどね。つまり、それがこの子の思想か。わからんという話じゃない。どちらかと言えば共感できる。認めはせんが。
至極単純な話であった。ドジョウを百匹捕まえて来て、鉢に入れたら全滅をする。金魚であったとて同じこと。酸素、食糧、循環、その他。『金魚鉢』の中で許容をできる、生体の数は限られるのだ。増えた金魚は減らせばよい。しかし喰うだけじゃ到底足りず、彼女らのパイは奪われ続け、それら巡りの結果がコレ。わかります。わかるけど。得失の点で認めはせんよ、私の金魚はワタシのモノダ。
「そちらの言い分は了解です! しかし『金魚鉢』は大きくなる! だからっ! 私は知ってますからっ!」
「キンギョって、なに……!?」
「ツボですよっ!!!」
壺じゃねえ。微妙に揃わぬやり取りの末、魚類がなぜだか陶器に化けた。締まらんな。ともあれ切り口を違えて見ても、繁栄の先は『終わり』であって、それがこの星の真理じゃある。だからです。えらい人に黙ってね、静かに、こっそり、びくびく、そっと。変えちゃおうってんですよ私が星をっ! 押し戻して吹っ飛ばす。スカートの下の根っこが伸びて、またも首筋貫通狙い、掴んで床にぶん投げた。
どずん! と石材が割れ砕け、後ろを腕がぶっ飛んでいき、ゼリグと揉み合ってどんがらどんがら。どーにかわかってくれんかなぁ。水の娘はおバカが過ぎて、同じ質問に首を傾げた。一方で泥は賢しいばかり、『いつかわかる』と嘲笑するし。比べりゃこの子は素直である。負けず嫌いで直情的で、ちょっと動脈千切ってくるが、そんなくらいの玉に瑕。腕? うーん……、水寄りかな……。
「うに……。うにぃ……っ! いーから……! いーの! いまはそーいうの……! こんどはたべる……! たべて……! ……オマエはこわくないっ! ムジナモグライっ!!!」
「見てんですよ前にそっちの技はぁ!!!」
少女の手、牙のそれ。石材の床を激しく叩き、無数に飛び出した歯列の棘が、足場を引き裂いてぎゃりぎゃり迫る。笑止! よって大見得を切り、恰好をつけて全弾喰らった。別に避けられるとは言っていない。ついでに膝下斬り飛ばされて、突き抜けた牙がお鍋のほうへ。洩れた? やっべ。鍋が立つ。傾斜を活かした受け流し。代わって壁面が噛み破られて、三角の錐、裂けた。がずんっ!
『やりますねぇ!』述べておく。よくよくと見りゃあ破片の類、他にも椅子やら机やら。ゼリグ達のほうから跳んで、飛んだ、既にそれらの着弾跡が。『……慣れてきたわねいい加減。』『慣れて堪っか泣くぞコラァ!!?』限界らしい。頑張って? 向き直る。寄られてた。三度突進少女のお顔、縦にそいつが割れ裂けて。丹田にまでかけて上から下。現れたのは巨大な牙、巨大な舌と……!
「『こっち』の技は……!?」
半身まるごと巨大なお口ぃ!
「マブイエグリ……!!!」
ぎぱっと開いて真正面。喰らいつかれてほぼ全身が、左右から縦に圧し潰される。筋肉と骨のあげる悲鳴。侵入してくる牙の列。内臓と腱が突き通されて、私の中身がばらばらになり、喉からきゅぷ! っと空気が漏れた。が、そこまで。心臓、肺、胃腸、子宮。どこを串刺しにされようともだ、私に痛痒を与えはしない。腕の先。にこり、嗤ってようようと上げ、少女のほっぺ、撫でて、ひたひた。
「……なんで? なんで、なんで、なんで、なんで!? なんで! どこにも……!? 命がないの……っ!?」
「『そいつ』は前世で死にましたので。」
私の体積が膨張した。さらにみしみし喰い込まされて、牙に締め上げられちゃあいるのであるが、んなもん知ったこっちゃあねぇのである。コウモリの群れが飛び回り、歪に混じった獣の群れが、牙を圧し出して溢れ、零れる。『……やだ! かつの! こんどはかつぅ!』一緒、零れた半泣きの声。悪いね譲ってあげられません。一際大きな獣の口、腹膜を破るオオカミの顔、飛び出し逆しま喰らって食む。
がぶり、咥えた胴体部。オオカミの顔は横倒し。鼻先の横にお胸が乗って、そのまま伸ばして無理くりベキベキ、彼女を私から引き剥がす。追って増量オオカミヘッド、じたばた暴れる二の腕も噛み、空中で十字磔とする。『参りましたを言いなさい!』『やだっ!!!』『ならば痛い目に遭って頂きます!』言うだけを言って躊躇する。いいか? いいか。『このくらい』。一思いです。噛み斬った。
少女の両腕が脱落する。真ん丸球根下半分、上にくっ付いたまぁるいお胸、接続の部位もボキリと折れた。それでも止まない唸り声。床の上にごっちん落ちて、胸と頭でぎゃうぎゃう! を言う。うーん健康極まるな。人様の事は言えないのだが、しかし流石にここまでやれば……!? ばがん!!! 掌が降ってきた。巨大、腕の集合体。床を砕いて私を飛ばし、齧られ娘を掬って攫う。『奥の手』か!
「ジェニー! ばっか! 熱くなりすぎっしょ!?」
「尻尾を巻くと?」
「くっっっそムカツクっ!!!!!」
ぐってりしてきた仲魔を背後、隠す娘っ子を煽る、煽る。それに乗ってかガチン! ガチン! 『奥の右手』が罠具のごとく、起きる、迫る、結んで開く! そこにさっきの獣を噛ませ、叩かれて縦にぶっ飛ばされた。おっと、伊達や酔狂でふざけちゃねえな? ゼリグのほうは……。あ、『奥の左手』ドンパチしとる。弾く、下がる、蜘蛛巻き込んで、私のところへ胴殻がっしゃん。
『っと、そろそろ逃がすか?』『泳がせますよ。』『なんの話じゃ!?』突いて雁首合わせます。三位一体すっころびつつ、ひそひそ話に半ギレが乗り、お冠であると気炎を吐いた。だいぶ、手を焼かさせてくれたらしい。奥の手だけに、腕だけに。そんな左右の掌二つ、こちらの目の前で合体をして、膨れてブクっと蕾のように。妖女二人の隠れ蓑。所詮小手先と嘲笑し、蜘蛛にど突かれ緒を締める。はい。
見る間、張られる蕾の根。大きな葉っぱもわしゃわしゃと。こっちの娘も植物系か? 尖る先端が私へ向いて、なんかくいくい動いてますし。姿勢制御と射角の調整。なぜか、不意にそう思った。て、いうかこれ何かに似てる? 蕾、葉っぱ、内圧膨れ、亀裂も入って種がパチン。パチン? あ。やっべ鳳仙花!? 後ろの鍋を確認し、こんな規模感じゃアレですアレよ、見たんです前に映画のアレで!?
「指向性対人地雷!?」
「爆ぜろぉ!!! 頑手っ!!!」
どっっっぱあん!!!!! 軽快に、思いのほか高く音が響いた。弾ける蕾の内から外、大量の種が撃ち放たれて、自身、諸共に破壊を撒く。一個が甲冑の小手くらい、広く円錐に拡散し、床と天井と斜めとこちら、嵐かのように手当たり次第。唸り、砕き、削り、潰す。皮を削ぎ、肉を剥ぎ、砕かれた骨と絡まり合って、オオカミたちとコウモリと。残る手持ちが掻き回されて、粘性の赤い霞に変わる。
めんっっどくせぇ事してくれたなぁ!? 私はといえば慌てに慌て、放射状、髪を展開する次第である。銀糸で編んだ鉄条網。そこの隙間に蜘蛛糸が張り、ゼリグが支えで後ろの側へ。足を踏ん張って対荷重。盾にされた気がしなくもない。が、それはそれとして必要であり、網に突き刺さってくるクソでか種が、引っ張るんですよ私質量とかで! 千切れそう。吹っ飛びそう。とかく衝撃を漸減せねば。
背後の死んだら死ねる組。そっちの安全勿論として、『鍋』も壊されちゃ困るのだ。どっかんばっかん爆ぜ当たる、種の小間切れた跳弾片が、微細、さらに八方へ弾痕穿つ。私の顔面もド直撃。言わせておくれ? くっっっそムカツクっ!!! 食いしばる。むきー! と唸る。最後にカツン! 音がした。一瞬の長い災禍が過ぎて、地下で朽ち果てる歴史の閨に、戻る、ようようの最初の静か。
「……けっほ! 最後っ屁にしてもひでぇなこりゃ。おい、手足ちゃんと付いてっかよ?」
「ええい! 脚を一本もがれたわっ! ほれ見ぃ言わんこっちゃあ無いではないか!」
「出たの口より拳でしょう!? それと腕は付いてんですが、鼻から上が無ーっすねこれ!」
「怖えーよおいっ!?」
次弾装填の可能性、それとゼリグに怖いと言われ、欠けた視界をきりきり直す。ぎゅるっと眼球を動かした。妖女二人の姿はない。蜘蛛はぶりぶり怒っちゃいるが、さして致命でもないらしい。翻ってお鍋を見れば、なんかぎゅんぎゅん回転をして、慣性で弾を弾いた跡が。勢い余って吹っ飛んだ。肩で息して呼吸を荒げ、だいぶへばった二人が見える。『『やってられっか!!!』』すごいね人体。
……まぁ、本命は目眩ましかな。とりあえず皆無事ですもので、歩いてのしのし前に出る。消えた彼女らの居たあたり、ぽっかりと床に大穴が開き、蛇行しながら抉っていた。植物系は植物らしく、掘って根っこで逃げましたかね。向かう先? 決まっている。あの子ら親分のところだろう。こちらとしても行く道が出来、迷わずに済んで好都合。たぶん。ぎゅるっと動かす眼球以って、顔触れの再度一瞥す。
「うし。んじゃー、皆さん! お疲れのところお手数ですが? 急いで即座で追い掛けましょか!」
「……あの、休憩は?」
「ないです。」
サタナチア嬢をばっさりやる。最後に、部屋をぐるっと見た。壁の機械や生活の跡、過ぎた、古い歴史のそれ。大暴れの中で損壊し切り、もはや原型は留めておらず、見るも無残な姿である。部屋のもう少し奥の側、落盤のほうも視線をやるが……。無い、かな。それならまぁ、仕様がないか。
「あぁ、腕が上がらないわ。で? ノマちゃん何よ? きょろきょろしちゃって。」
「いえ……? すいません。向かいますね。」
過去の『水槽』の誰かの骨。果たして、砕け散ってしまったのだろう。
もはや、何処にあるのかはわからなかった。




