1.ダメ男、引っ掛かる女
セパ「うしおさん!一生のお願いです!ちょっと住民税滞納して払えなくて……、2万円貸してくれませんか!?」
うしお「えー? 2万かぁ……免許証コピーとるよ?」
セパ「ええ、マイナンバーだろうと、なんだろうと取って下さい!」
うしお「しょうがないなぁ。来月までに返してね」
セパ「ありがとうございます。このご恩は決して忘れません!(さーて雀荘いってこよーっと。)」
うしお「はぁ……(人に貸した金はあげたものだと考えよう……。)」
◇ ◇ ◇
セパ「そんなわけで今回は、ある意味テンプレ【 ダメ男 】ついて話したいと思います!ちなみにうしおさんは最大幾らまでもってかれたことありますか?」
うしお「5万円ですね。家賃で」
セパ「あら意外と少ないですね、総額では?」
うしお「多分20万くらいだと思う。例の元彼用に100万くらい貯金してたけど、彼は要求しなかった。海外ツアーに行く。と言いだした時はさすがに覚悟しましたが」
セパ「おうふ、積もり積もると結構な額ですね。〝貢ぐ女〟なんて言い方もありますが、〝貢ぐ男〟とどこか違う気がするんですよね」
うしお「貢ぐ男は能動的ですね。こっち向いて!これあげるから!ですからね」
セパ「あー、確かに。女性に高級品買ってこっちに振り向いて欲しいってやつですね」
うしお「より良い獲物が獲れる男が生存競争で勝ってきた歴史でしょう。おいしいご飯に連れて行くというのもそうです」
セパ「なるほど、実際〝貢ぐ〟側だったうしおさん的に、女性の心境はどんな感じだと思います?」
うしお「たぶん、セパさんが浴びてきた「んもー、しょうがないなぁ」ですね。本当は嫌だけど、困っているなら協力したい」
セパ「母性本能ってやつですかね?」
うしお「ああ……そう言われるとそうですね。ちょうど今、うちの猫がご飯寄越せコールをはじめましたが、そんな感じです。」
セパ「猫と同義(笑)。でも〝貢がれる〟側の女性って本当に隙がないですよね、何度か遭遇してますが「わたしは絶対損しないわ。」みたいな」
うしお「それがステイタス。ジャスティスなのです。こんなの貰って悪いなー。ではなくこんなの貰う私は凄い!なのです」
セパ「ほほう」
うしお「昔、男女8名で屋久島旅行して楽しく帰ってきたのですが、その話をしたら「その旅行でラブはあったの?」「いや、ないけど楽しかったよ」「じゃ、無駄じゃん」と言われました」
セパ「割り切りえげつないですね」
うしお「彼女にとって自分の利益にならない男女の関わりは「すべて無駄」みたいです。旦那さんはイケメンなんですが「あいつ絶対マゾだ」と結婚式で話題になりました」
セパ「ステータスで人をみる女性は嫌だなぁ…、男にもいますけどさ」
うしお「ステータスでふるいに掛けるのはあながち間違えではないですけどね、地雷避けの一歩目として」
セパ「ですね~、度が過ぎる人は嫌ですが」
うしお「自分のスペックと釣り合う男性・女性と考えるとそれは間違いではない。では、そこから滑り落ちた人間はどうするのか?」
セパ「文字通り〝落ち〟〝こぼれ〟ですね。でも私見ですが、ダメ男ばっかりに引っ掛かる美女って意外と多いんですよね」
うしお「いますね。数多いる男性の中から、それ引くかぁ~って人。美女すぎる人は意外と口説かれないのですよ」
セパ「個人的には〝強気と弱気の二面性が激しい人〟ってイメージです」
うしお「それもあって周りが腰ひけてしまうのでしょうね。美人がやると迫力が違いますから。で、そこに空気読まないダメ男がやって来る……」
セパ「ヒモのできあがり♪ってやつですか」
うしお「その女性が自立心強いとなおさらですね」
セパ「わたくしの元含める彼女全員そうだ…。」
うしお「よっ隙間産業!」
セパ「誰が隙間産業や(笑)……あとは〝寂しがり〟ってのも特徴的かなぁ」
うしお「それはでも皆誰しもそうではないかしら」
セパ「ああ、それもそうですね」
うしお「自立心+寂しがりの度合いの強い人ほど、ダメ男を引いてしまう傾向が強くなる……?ならどっちかを弱めれば、避けられる……?」
セパ「何か方程式ができた(笑)」
うしお「甘え上手な人は恋愛上手ですもん。例えドブスでも」
セパ「ああ!それわかる!なんであの女があの男と!?っていうパターン!計算高い女ってやつですかね、絶対引っ掛からないです」
うしお「引っ掛からない(笑)きっと勝ち気な美女以上に、甘え方が上手いのだと思います。私は「あなたはブスなんだから、人一倍努力しなさい」と育てられました」
セパ「ほうほう」
うしお「一人で生きられるように勉強を頑張りましたけど、頑張る方向はそっちじゃなかった」
セパ「恋愛運!いまから北海道神宮にいって縁結びのお守り買い占めてくる(涙)」
うしお「出雲大社のお守りが粉々になった私ですが……」
セパ「何が有った!?」
うしお「普通にぶら下げてただけなんですけどね……神など!神などいない!神は死んだ」
セパ「ああ、恋愛論をするつもりなのに、うしおさんが哲学に入っていく……」
うしお「えー、取り乱しました。話を戻しましょう」
セパ「立ち直りはや!!」
うしお「30過ぎると転んでも秒速で立ち上がる。えーん転んじゃったぁなんてできるのは20代前半まで!」
セパ「わたくしもうできない……。じゃあ話を戻しまして、勝手な経験則の稚拙な考察ですが。ダメ男って女性の〝強気と弱気〟の隙間に入り込むのが得意なんだと思うんです」
うしお「間違っては無いと思います。なぜ入り込もうとするのですか?」
セパ「そこに女性がいたから!」
うしお「山があるからみたいに言うな-!」
セパ「ダメ男の嗅覚は鋭いのです!」
うしお「怖い怖い。では私の様に過去の事例を踏まえてバリアを張るのは正しいですね」
セパ「バンドマンの彼が「寄りを戻したい」って言ってきたら?」
うしお「閉経してから、という答えを用意しています」
セパ「えぐい!」
うしお「友人としては、この上なく話も合うし一緒にいて楽だけど……男女でいることが最大の不幸だと思いまして」
セパ「いい男……見つかるといいですね……」
うしお「ええ……ここで募集したらなろうの規約にひっかかりますかね(遠い目)」
セパ「書籍化してオフ会開けば問題なしです!」
うしお「断言しますが、絶対女子会になるぞ!」
セパ「わたくしも参加するから大丈夫!選りすぐりの男を連れてきます!」
うしお「嫌だよ!どうせベクトル違いのダメ男でしょ!」
セパ「そんなことないよ!俳優志望のフリーターと、小説家志望のニートと、「一度抱いた女は二度抱かない」が口癖のイケメンと、自称ミュージシャンのコンビニ店員だよ!」
うしお「最悪だよ!てかそういうのはもう手元にいっぱいいるよ!おなかいっぱいだよ!」
セパ「……うしおさんの婚期は遠そうです」
うしお「えー……自立心は尊いものですし、寂しいという感情も人として当然のものですがバランスを考えましょう。自立心が強すぎる人は人に甘える、頼ることを覚える。寂しいひとは恋愛関係だけが人間関係でないということを意識しましょう」
セパ「〆た(笑)……え~、次回のテーマは未定です。感想に【こんなテーマで!】を募集致します。今後もどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました」
うしお「ありがとうございました」
うしお:今回は前回より踏ん張れたかな?セパさんがうーん、と困ってしまうような題材を募集します!恥ずかしがり屋さんはメッセージでも!