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新タイムスリップ自衛隊  作者: 暁 楓
開戦まで
9/14

第七話 日本空軍の発展

 

 新たな航空機の開発が急がれていた。

 新戦闘機として戦略諜報軍つまり、日本国防軍が空軍に提案したのは、海軍が作る予定の一八式局長戦闘機を改造し、長距離と飛べるようにする計画である。その為に従来の設計に比べ大型化した。

 こうしてレシプロ機最強の戦闘機が開発された。

 ちなみに、この零戦は零式艦上戦闘機二一型とはちがい、

 防弾性能はきちんとついていた。



 制式名称:三式戦闘機三五型甲型

 搭乗員      1名

 全幅       14.3m(折り畳み時6.8m)

 全長       12.5m

 全高       4.2m(折り畳み時4.35m)

 自重       3800㎏

 正規全備重量 5300㎏

 最高速度    775㎞/h(高度8,000m時)

 巡航速度   456km/h

 航続距離   1500km~2500km

 実用上昇限度   12000m→13580m

 主要装備     35mm機関砲二挺 弾薬各200発 または 20mm機関銃三挺 弾薬各300発

 追加装備    増槽  / 44式空対空憤進弾x3

(この憤進弾ができるのは、戦争が始まってからである。ちなみに憤進弾x2+増槽もできる。)


 また、この三式戦闘機三五型は、地上運用される単に翼が折れないタイプの乙型、航続距離を縮めた代わりに重武装している丙型などがつくられた。

甲型は、艦載機であり、艦載機に要求される低速時での揚力の増加と安定性の強化のため、主翼・垂直尾翼・水平尾翼を大型化している。また、甲型のみ空母に着艦するため、機体構造や降着装置の強化、前脚の二重車輪化とカタパルト発進バーの装着、アレスティング・フックの強化、空母格納庫スペース節減のための主翼の折り畳み機構を追加している。


 ※作者には、本当にこんな性能の機体ができるかは分かりません。あくまでも架空の話ということでご了承下さい。



 海軍、陸軍、空軍共に試作されたこの戦闘機を見て最初は変わった形であることに驚いていた。この戦闘機は、エンテ型という独特の形状をしているのだ。

 そして性能を見て、さらに驚いたのは言うまでもない。なんせ、零戦の倍もの高度まで上昇できるのだ。ただ、最初のうちはパイロットの中には、旋回性能が零戦より劣るこの機体で格闘戦を行わなければならず、嫌がるパイロットもいた。中高度での速度をいかした一撃離脱で戦わなければいけないこの三式戦闘機三五型は慣れれば非常に扱い易かったのだ。この機体は急降下時に速度850/hから機首を起こしたとしても主翼が折れないなど頑丈な機体だった。

 しかし、このスピードを体感し、高高度までこんなにも早く上がれる機体に文句を言うものは直ぐに居なくなった。

唯一この機体の欠点は低空での

 三式には、高高度に人が耐えるために、専用の酸素マスクと飛行スーツが必要になり、それも量産された。

 三式の生産は、流れ作業の半地下工場で三交替制で連日行われた。そのお陰かその工場では、1日に50機の生産が可能となった。

 この工場には、女性労働者も取り入れ、力を使わない細かい作業を担当するようになった。

 この工場は、三菱だけでなく、中島飛行機でも同様の工場が作られた。日本で1日に三式は、100機も生産されるようになったのである。





 さらに空軍は、艦爆と艦攻の統一をした。

 そして、新攻撃機を作った。正確には国防軍からの提案だが。この新型機は、史実の流星艦上攻撃機をもとにして作られた。



 制式名称:彗星艦上攻撃機一七型

 全幅       15.20m(主翼折り畳み時8.20m)

 全長       12.25m

 全高       4.15m

 自重       3,875kg

 正規全備重量   6,000kg

 最高速度     551.7km/h(高度6500m)

 上昇力      7,000まで9分45秒

 武装       翼内12.7mm重機関銃2挺

 後上方12.7mm重機関銃

 爆装       800kg徹甲誘導爆弾一発 または 500kg誘導爆弾一発 または 三式誘導爆弾一発 または 250 kg爆弾2発

 翼下       30―60kg爆雷4発

 雷装       4式誘導魚雷一 本または 37式酸素魚雷一本


  ※作者には、本当にこんな性能の機体ができるかは分かりません。あくまでも架空の話ということでご了承下さい。




 新型の艦上攻撃機は、97式艦上攻撃機に比べ遥かに扱いやすく、高高度まで登ることができ、さらに低速時のコントロールもしやすいという素晴らしい機体だった。その為に、艦攻乗りや艦爆乗りのどちらにも喜ばれた。

 翼の折り畳み機構の付いていないタイプの機体も作られ、内地に配備された。






 最後に新たな大型:爆撃機は、新たに設計せれた。

 大日本帝国の双発爆撃機の性能はどれもそんなに高くなかったのだ。その為にそれを作ろうとは思われなかった。

 自衛隊は、爆撃機を持っていなかったので悩んだ。様々な検証結果から、長年使われていたプロペラ機発展型であるターボプロップエンジンを搭載した輸送機C-130ハーキュリーズを改良し爆撃機として制作し、新設された空軍に配備されることが決まった。



 制式名称:大型爆撃機銀河

 乗員       6名

 全長       25.7m

 全幅       37.7m

 全高       10.2m

 空虚重量     34,360kg

 滑走距離     400-1,300m

 最大離陸重量   79,360kg

 動力       アリソン・エンジン社製T56-A-15 ターボプロップのコピー番×4基

 最大積載量    19,250kg

 最大速度     620km/h

 巡航速度     560km/h

 航続距離     4500km(最大積載時)

 実用上昇限度   10,000m

 主要装備     上部12,7m重機関銃3挺


 ※作者には、本当にこんな性能の機体ができるかは分かりません。あくまでも架空の話ということでご了承下さい。




 多くの爆弾を積載出きるため、とても強力な爆撃機となった。

 新な輸送機としても活躍をした。爆弾を載せ、発射する機材をつけなければ、輸送機なのだ。

 派生型として配備された輸送機は、その性能の高さで活躍した。本当は輸送機だったのだから当たり前だが、空軍の一般兵士にそれに気づく人が居るはずもなかった。


以降この銀河の派生型ということになっている大型輸送機白鷹は、戦争後も使用され続け第二次世界大戦中登場した最も素晴らしい性能を持つ機体として各国に知れ渡る事になる。


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