高校入学と君
初投稿作品です。これからも続けるモチベを保つために、評価お願いします。
僕には彼女がいた。とても可愛くて前向きでずっと笑顔、そんな人だった。しかし出会って1年半が経った今、そんな君と別れた。悲しかった。とても悔しかった。何をするにも気力がおきず、ご飯もまともとに喉を通らなかった。今までの事を振り返る度何度も、僕を変えてくれたあなたに問う。
"この一年半はあなたにとってどんなものだったのですか。"
君とは高校1年生になる前の合格者説明会で知り合った。あの日体操服のサイズを選びに来ていた僕と母に話しかけたのが君だ。誰だろうと思ったが、すぐにわかった
母親が昔いた学校の教え子らしいのだ。
その時の第一印象はというと、詳しく覚えてはいないが明るいというのが強く残ったのか、鮮明に覚えている。色々なことを考える間もなく、君は僕に話しかけた。「よろしくね」と。僕はなぜか焦ってしまった。あの時期女子とほとんど喋らなくなったとか色々理由が思いつくが、急に話しかけられたことだとしておこう。なにか言い返さなきゃと思った。よろしくねといい、お辞儀をした。今思い出すと声はほぼ出ておらず聞こえる訳もなくお辞儀をしただけの人間と思われていたに違いない。最悪の第一印象になってしまったかもしれない。心の中がそれで埋め尽くされた。今度話す時は頑張ろう。そう思い高校を後にした。