食いしん坊怪獣をやっつけろ!
期間限定の食べ物を優先しカネがないゴン!!
「食われるっ...ん?」
MINTが食われるギリギリのところで猫鈴猫、参上―――!!真横からタックルを浴びせ、メタボンを転倒させた。
「またまた助けられちゃいましたね」
「なんか奢ってあげなきゃ罰が当たるな〜」
「やはりキャットフードか猫まんまかな」
猫鈴猫への誤射を気にして攻撃を中止、MINTの三人はその場を離れた。
「に...」
メタボンは火炎を放射しながら接近してくるので、猫鈴猫はシルバーの円形のバリアを張った。
それから数秒後、やがて火炎放射が途切れたところで猫鈴猫はバリアを消して両手を振りかざし小さな光の矢を放つ。
これを受けたメタボンが怯んでいる隙に接近した猫鈴猫は、尖った口を無理やりこじ開け始めた。
「うわ...痛そう...」
リンドウが目を背ける、猫鈴猫がメタボンの牙を次々に無理やり引っこ抜いては地面に投げ捨て始めたのだ。
「しにゃっ!」
そして引っこ抜いたメタボンの牙のうち、一際巨大なものを選んで猫鈴猫は構える。
(喉か...!!)
猫鈴猫は両目を光らせて、メタボンの体内を透視、ヤツが持つ再生細胞の場所を特定した。
「ふにゃああああっ!」
メタボンの牙を光の矢に変化させると、猫鈴猫は力いっぱい喉を狙って投擲!光の矢に怪獣の喉は貫かれる。
ぶぶぶぶ...と怪音を発しながら前のめりに倒れたメタボンはドロドロに溶けてしまい、二度と再生することはなかった。
「おいしいです!何杯でもいけるわ!!秋のグルメ特集ってのもありじゃないかしら!?」
香燐は極楽浄土にでもいるのかと疑いたくなるほど幸せそうに松茸ご飯を食べている、横からは秋刀魚を咥えた猫鈴猫が彼女に物言いたげな視線を送る。
「お姉様ったらはしたなーい」
「いいのいいの!じゃんじゃん食べて」
香燐の隣に座っていたアオイ隊員が、彼女の皿に親切心からカボチャをそっと置いた。
「そうですよ、遠慮しないでいただける方が嬉しいんですから」
「はい...みんなで食事は楽しいですから... ... ...」
エプロンをかけたユキヒラ隊長とリンドウ隊員が、食堂のおばちゃんと一緒に作った肉じゃがとお吸い物をおぼんに乗せて運んできた、またも活躍した猫鈴猫と保護者である香燐はお礼にMINTの食事会に呼ばれているのだ。
「お言葉に甘えさせていただきます〜」
やはり香燐は仕事によるストレスのせいか胃の許容範囲がバグってしまっているようで、一向に箸を止める気配がない。
「...ん?猫鈴猫ちゃん、桃井記者のお腹、膨らんで...まさか君たち、もう...」
「三ヶ月です」
「おめでとう!」
「こら〜っ、妙に生々しい嘘をつかないの!」
アオイ隊員の悪ノリに乗っかった猫鈴猫を叱るも直ぐに食事を再開する、そんな香燐の食欲は誰から見ても尋常ではなかったが...次に体重計に乗ったとき、彼女が膝から崩れ落ちる羽目になったのは言うまでもないだろう。
過去最短の文字数に、分割配分ミスったかもしれません




