表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ゴーヨンの異常な日常

作者: IQ114の類似6

ゴーヨンの異常な日常


ゴーヨンはバトラーの末っ子である。

18歳 女性 独身 女性が好き。


聖騎士副団長ウィークスが大好き。


勝手に決めつけたライバルは犬千代。


ゴーヨンは犬千代とは犬猿の仲だと

思っている。


ゴーヨンは仕事の関係で

よく犬千代の横を通り過ぎる。


ゴーヨンは団長のお側仕えの時は

王の間の出入りが多いため

犬千代の横をよく通る。


そのたびに犬千代をにらむ。


(なにかわるいことでもしたのかな?)


犬千代は毎回ゴーヨンににらまれる。

犬千代はにらまれる度に悲しくなる。


ゴーヨンにとって一番テンションのあがる

職務は団長が副団長を呼び出すときだ。


「すぐにお呼びに行ってきます」


そういうと副団長に会える。

これだけでハッピーだった。


「ウィークス様、団長がお呼びです」


「いつもご苦労様」


(なんてきれいな声なの)

(なんて今日も美しいの)

ゴーヨンはいつも心の中で思う。


「何かあればいつでもお呼びください。

 次のお休みの日にはお伺いして

 家事をさせていただきます」


「ゴーヨン、本当にしなくていいのよ

 自分のことは自分でするから」


「いえ、ウィークス様は

 副団長としての役目で大変です。

 すこしでもお役に立たせてください」


「本当に無理しなくていいからね。

 じゃあ団長のところへ行きましょう。」


ゴーヨンはウィークスも

毎回同じ会話をするが

それだけでもハッピーだった


「ご苦労様です」


犬千代は最敬礼をウィークスにする。


「犬千代、ご苦労様」


ウィークスは受け答えをする。


その後ろでゴーヨンは

犬千代をより一層にらみつけている。


犬千代は純粋だ。


副団長のすべてを純粋に尊敬している。


犬千代も副団長みたいな

存在になりたいと日々精進している。


犬千代は完璧な存在の副団長に

好意を抱いている。


「だから嫌いだ」


ゴーヨンは犬千代が嫌いだ。

犬千代は恋敵だ。


ゴーヨンは休日でも王宮に足を運ぶ。


ウィークスに会える可能性があるからだ。


そしてウィークスの部屋にも訪れる。


同性という武器を使って


毎週、ウィークスの部屋の掃除洗濯を

申し出ている。


たま~にハンカチを持ち帰り、

ウィークスの香りを堪能していることは

ばれていない。


ウィークスにお風呂に一緒に入って

背中を流したいといっても

絶対に断られる。


なんどもお風呂チャレンジを試みるが

ことごとく達成できない。


いつか一緒にお風呂に入ることが夢。


副団長は白いキャンバス。


何色も混ざっていない真っ白。


私色で汚したい。


偏った愛。


それがゴーヨン。


犬千代をにらみつけながら

ウィークスのハンカチをちらつかせてみせる。


犬千代は何をみせつけられているか

わかっていない。


ゴーヨンは勝ち誇る。


ゴーヨンは偏っている。

いつもお読みいただきありがとうございます。

今回のストーリはいかがでしたでしょうか?


楽しんでいただけた読者の皆様、

最後にひと手間、ポチッと応援クリックをお願いします☆

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ