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17.復興の為に

 私はライムント副騎士団長と赤龍によって破壊された村へと向かった。


「これは、ひどいですね」

「ああ、そうだな」


 建物はほぼ全壊し、瓦礫があちこちに散らばっている。

村人たちは復興に向けて一生懸命働いていた。


「騎士団の方たちですな」


 村の復興へ向けて頑張っている村人たちの様子を眺めていると、1人のおじいさんが声をかけてきた。

すぐ側には若い青年も一緒だった。


「第二騎士団で副団長をしておりますライムントと申します」

「医師のサクラです」


 私たちは軽く頭を下げた。


「この村の村長をしております。ルノンと申します。この度は村を襲った赤龍を討伐していただき、ありがとうございました」


 村長は深々と頭を下げた。


「いえ、遅くなってしまって申し訳ない」


 ライムントが言った。

確かに、村の状況を考えるとこれから完全に復興するまでには時間がかかりそうである。

一応、国からも復興支援が出るはずである。

しかし、それを使っても十分と言えるかどうかはわからなかった。


「あの、怪我をしている人とかいませんか? よかったら治療しますけど」


 私は村長さんに進言した。


「助かります。しかし、お支払いできるものが私どもには……」

「無償で構いませんよ。少しでもこの村の助けになれば」


 サクラとしても経験を積む機会となるし、復興の手助けになればと思ってのことだった。


「本当にありがとうございます。こちらにお願いできますか?」

「分かりました。ライムントさん、ちょっと行ってきますね」

「私も一緒に行きましょう。何かお手伝いできるかもしれませんし、私の仕事はもう終わりましたから」

「ありがとうございます」


 私たちは村長の案内で村の仮設治療院へと向かった。

そこには赤龍の被害によって負傷している人が多数存在した。


 治療を受けている人が多いが、まだ手が追いついていない人もいるのは確かである。


「では、早速始めますね。早めに診察が必要と判断した人から優先して診ていきます」


 私は瞬時に患者さんをトリアージしていく。


「頭以外にどこか痛いところはありますか?」

「大丈夫です」

「分かりました。じゃあ、消毒してしまいますね」


 私はスピード重視で患者さんを診ていく。


「どこが痛いですか?」

「腕が……」

「触りますね。だいぶ腫れてますね」


 おそらく右腕を骨折してしまっている。


「一度腕を固定しますね。ライムントさん、ここ押さえておいてください」

「分かりました」


 私は一度右腕をこれ以上損傷しないように固定した。


「このまま押さえておいてください。後で回復魔法で治します」


 そういうと私は次の患者さんの元へと向かう。

症状を確認してすぐ治せそうな患者さんにはその場で回復魔法で治してしまう。

 

 回復魔法の前に医療行為が必要な場合は適切な処置を行なっていく。

私の診察と治療は約3時間ほどに及んだ。

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