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異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?  作者: お子様
第3章 快適生活へ向けて頑張ろう!
54/201

054 そう、ゼロなのだよ

翌日。


昼過ぎに指定された場所に行ってみると、たしかに土地に杭が打たれてた。

この範囲が俺の土地になるらしいけど……広くない?


一辺が50mくらいありそう。2500㎡?

坪数で言うなら750坪?

首都と考えて、東京と仮定してだね、1坪300万円くらい?

そうすると22億5000万?!


ははははは、考えないようにしよう。

帝都の外だしね! 獣やモンスターが出るから地価なんかゼロ!

そう、ゼロなのだよ!



確認は済んだので、早速ボガスさんの所に行く。


「すみませーん。土地が手に入ったので、家建てて貰えますか~?」

「はいはい。了解です。では細かい打ち合わせをしましょうか」


二つ返事で打ち合わせに入るとは。

本当に預言者みたいだな。


話し合いはすぐに終わった。

俺の中でプランがあり、それを絵にして出したから。


建て方は至ってシンプルで、土地の中央に家を建てる。

周囲は塀で囲い、正面と裏に門を作る。

この帝都と同じ形だ。


中央に家を建てるのは、どの方角からでも家に到着するには同じ距離になるから。

防衛を考えるならこれが一番。


家は3階建て。

3階が俺の住む所で、1階は従業員の住む所とキッチン。

2階は来客用と風呂。

トイレは各階に設置する予定。

庭には警備員の常駐する所も設置。


風呂やトイレは、部屋だけ作って貰う事になっている。

俺が具現化で作るつもりだから。

まぁ、色々具現化で作るつもりでは居る。そうしないと不便だからね。

現代の生活を取り戻してやるぜ!


工期は3ヶ月くらいだそうだ。

危険な場所だから、まずは塀から作るらしいです。

常に冒険者を雇って、周囲の警戒をさせるそう。

ヤベェ、お金を稼がないとね!


「お金を稼ぎたいんですけど、どうしたら良いでしょう?」

「ギルドで依頼を受ける、くらいでは必要な金額には到達しませんね」

「ですよね! 大金が必要ですよね!」

「ではボガス商会からの依頼を受けてもらえますか?」

「了解です!」


割の良い依頼をくれるようだ。

ま、儲けの良い依頼は危険な仕事だろうが。


「ここから東に進むと、大きな川に囲まれた森があります。

 その中にトリュフという名前のキノコが生えています。それを収穫してきてください。

 1個でも1000個でも、あるだけ買い取ります」


トリュフ?!

こっちの世界にもあるのか。

そしてこっちの世界でも高価なのか。


「もしかして、地面に埋まってます?」

「おや、ご存知でしたか。では4種類ある事もご存知で?」

「2種類しか知りませんでした」

「そうですか。白・黒・黄色・茶色の4種類があります。白が一番安く、茶色が一番高価です」


地球とは違うようだ。確か白が高かったはず。食べた事は無いけど。

黄色と茶色は初耳。もしかしたら、あったけど絶滅したのかも。


「その地には、他にも色々な珍しいモノもあります。

 そういうモノも回収して来て頂ければ買い取りますよ」

「例えば、どういうモノがあります?」

「鉱物で言えば、水晶があります。洞窟でもあれば内部にあるかもしれません。

 『クラップ』というモンスターが出す糸も高価ですよ」


クラップ! 聞いた事がある!

あっ、思い出した! 頑丈な糸だって教えられた!

モンスターが出す糸だったのか。

俺には必要な物だな。絶対に狙おう。出来れば連れて帰って飼いたい。養殖したい。



入手出来る物が書かれた本を見せてもらい、絵や説明を書き写しておいた。

よ~し、金稼ぎに出発だ!!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 昨日から読み始めました。面白いです。 [気になる点] > 一辺が50mくらいありそう。250㎡? 坪数で言うなら75坪? 一辺が50mくらいありそう。2500㎡? 坪数で言うなら750坪…
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