待ち人はいたって真面目で良い人です
これは小説じゃないかもしれない。でも想像力を膨らませ、無駄に、身勝手に、間違って、深読みしていただければきっとそれは小説になって・・・いれば良いなぁ。
普通の小説が良かった人はごめんなさいです。
まあ、映像とキャラクター、その他もろもろを補完しながら心の眼でお楽しみいただきたいものです。
今日はいい日になるはずだったんだ
ちょっとドキドキしながら
少しだけ・・・いや多分めちゃくちゃ
緊張しながら待ち焦がれているはずだったんだ
運悪く
いや、僕が悪く
と言うか勇気が足りなかったのか
必死に言葉を重ねても
言葉足らずは変わらない
あいつのせいだ
あいつのせいなんだろうけど
やっぱり僕のせいだ
直接因果関係がなかったとしても
僕の注意を怠ったせいだ
というか直接的に僕が悪い
全面的に僕が悪い
自分のせいにすると
少し落ち着くんだ
自分が駄目なやつだと
自分が罪深い人間だと
ホントは無力なことを
認めることで
僕の居場所はえられるんだ
息をする隙間を得るために
ある意味もっとも正しいであろうことを認め
小さな確立で真実になりえる
小さな未知の上に立つ嘘を受け入れた
実際には息を吸う事は出来ずに
吐き出すばかりではあるのだろうけど
それでも僕は比較的幸せなほうなのだろう
向き合える幸せ
落胆できる幸せ
落ち込める幸せ
泣ける幸せ
うんざり出来る幸せ
これを不幸と呼ぶならば
世の不幸を知る人に怒られてしまう
・・・一回くらい怒られてみようか
どっちでもいい
見かけ上確かにすることで安心はえられるだろうが
一時的なものだろう
不安なんだ
結構疲れてるんだ
安心したいんだ
息を吸いたいんだ
僕ってホント、幸せだな