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プロローグ3 初スキル取得

ベタベタと悪い感触が伝わる…何か異様に甘い匂い。俺はぷっつんとなって、俺は腹を膨らませた。この野郎…!

火炎を蜘蛛らしき魔物に浴びせた。

燃え上がる魔物は悲鳴を発しなかったが、効果は有だと地面に落下した。

…さっきの汁は攻撃じゃなくても威嚇でもない。悪戯程度かよ。


“2ポイント獲得しました”


“ん?誰?”


俺に話かける気配が周りを見渡しても誰もいなかった。ふと俺は気づいた。ゲームなどのクリア後、経験値とかを獲得するのと酷似していた。どうしてこの能力を手に入れたのか迷宮入りだ。ゲームの世界なのか?いや、何かが俺だけに与えられた能力だというのか。

多数の文字が並ぶ姿が見えた。


“高速強化”“火炎強化”など


分かった。ポイント貯めて自由にスキルを獲得できる。それで強化していく仕様だと発覚した。

0から始まったようでまだ1つもスキルポイントが足りないようだ。能力強化だけではなく、


“分析”や“人間化”


という特殊能力にも喉から手を出した。俺は魔物を探したくなった。俺は森の中の探索に熱中するようになった。

早くも魔物は見つけやすかった。

鷹のような姿をしている魔物だ。こいつも甘い香りがする。


「ゲェーヒッヒッ!」


蜘蛛魔物と同様に弱い。俺の火炎で焼き鳥と化して悲鳴あげては落ちる。焼き鳥?どうもクッキーみたいな香りしかしないが。分析スキルを手に入れたいものだ。

3体目も撃破した。こいつも妙な形でハゼみたい魔物でひれが手足になっている。8ポイント増えた。早速スキルを取得してみるか。まず目に掛かった分析と高速強化を選んだ。


“スキルを解除しました”


よし。この魔物の亡骸に試してみよう。人生初に倒した蜘蛛型魔物に分析スキルを使用してみた。


“果糖ムシ E級以下 虫というのも似ているだけ。脚のある果物。貧乏人なら貴重な食糧になるだろう”


果糖ムシ?果物なのか蜘蛛なのか判別できないな。残る2匹には


“ワシサーブレス”“陸上ハゼ部”


(なんだこの名前は…)


どうもこの辺りの魔物はろくな個体がいないみたいだ。俺のポピュラーはゴブリン。もしくはニンフが自然の中で溶け込んでいるのがいち早く想像するのだが。

龍もいるんだからせめては強い奴も出てこいよ。と思いから叫んだ時だった。ガサガサと茂みを揺れ鳴らす音が響いた。何だろう。かなり図体が広いと感じる。

紅い物体が茂みからヌッとあげた。3体の魔物よりもまるで大黒柱だ。

全身紅い毛に覆われた熊の魔物。グリズリー以上に大きい。小さな俺にギロリと目を光らせる。


分析“ベニーベリーベア B級 紅いのも見た目ではない。奴の色が全て明かしている”


威圧感もバチバチしているな。行動に移る間も短く、即時俺の向かって突進してくるのであった。




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