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第4話 さて問題です。この状況は何?

さて、今俺の目の前には、明らかに「普通の人」にはカテゴリされそうにない人たちが5、6人ぐらいいます。

しかも、それぞれ何かしら武器を持っています。

ここで俺は取るべき行動が2つあります。


A今すぐここから逃げてどこかで匿ってもらいほとぼりが冷めるまで待っていること。

Bその辺に武器になるようなものはないか探して戦うこと

さてどちらを取れば良いのでしょうか?


俺がなぜこんな状況になっているかというと事が起きるのは数時間前のことである・・・



さて時はさかのぼり地図を片手に歩いていたときのこと・・

「さて、いつになったら町が見えるんだろうなぁ。」


街道をずっと歩いていると、誰か人が見えてきた。

(よし、あの人に方角とここがどこなのかを聞いて行こう。でも、記憶喪失だってことはどう説明しよう。そのまんま言うとなんだか痛い人にしかみえないだろうし。)


「すいませーん。ちょっと道をお尋ねしたいのですが。」

「はい?道ですか?すいません。私もちょっと迷っているんですよ。」


「そうなんですか。でも地名ぐらいはわかりますよね?」

「まあ、それぐらいなら・・・っていうかあなた地名も知らずによく来れましたね。」


「ははは、ちょっと今記憶喪失中なので今いる場所がなんて言う国なのかすら分かりません。」

普通はここで怪訝そうな顔をするものなのである。

だがその人は天然なのかそんな顔もせずに、


「そうなのですか?大変ですねぇ。」

「あれ、変だとは思わないのですか?」


「ええ、身近にもそういう人がいるもので、多少のことでは驚きませんよ。」

「へぇ」

「えっと、それで地名は何なんでしょう?この地図にここは載っていますか?」

「はい、この地図では・・ここです。このトリウという森の中の街道です。」


「へぇ〜。じゃあこの森を抜ければ街に辿り着くことが出来るんですね?」

「はい、そういうことになりますね。」


(やっぱりこの人に道を聞いてよかったぁ〜)

ほっとしたような顔をすると、その人は、

「あのところで、記憶喪失の人に聞き返すのも変なんですけど、このあたりに小屋はありませんかね?小さな小屋でおじさんが住んでいる家だったと思うのですが・・・」

「それなら、ここを僕が来た道を辿って歩いて数時間のあたりにあるのですがちょっと森の中も彷徨ったので森の中での道は覚えていません。」


それを聞くと残念そうな顔で、

「そうですか、じゃあもうあきらめることにします。」

「えっ!そんな簡単に諦めてもいいんですか?」


「はい、まあ元々そんなに大切な用事というわけでもないですから。」

「そうですか、お役に立てなくてすいません。」

「いえいえ、いいんですよ。あ、これでも一応旅をしているので、何か役に立って上げられると思うのですが何か道以外に困っていることはありませんか?」

「じゃあ街までの護衛兼案内をしてもらえるとありがたいのですが・・」

「分かりました。じゃあここから街までお送りしましょう。」

「助かります。お言葉に甘えさせてもらって、じゃあお願いします。」

「では、行きましょうか・・っ!!」

そこでその人は倒れた。

後ろから誰かに頭を殴られたようだ。

さっと後ろを振り向くと、そこには「普通の人」にはカテゴリされそうにない人たちが立っていたというわけだ。


なんか今回はいつもより長くなりましたが今回の続きはまた今度にさせてもらいます。

さて次回、キドはどうやってこの状況を切り抜けるのか?

この護衛兼案内役の人の名前を次回は出そうと思います(今回は出しそびれてしまいました。すいません。ぺこ <(_ _)>)

精霊使いの由来的なものを次回は出そうと思います。これからもよろしくお願いします。


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