第15話 恥を知れ、お前の罪は重いんだぞコノヤロー
それから、二日経った日のこと、ある家では町長に一生消えない恥をかかせるための準備を行っていた。
「贈り物は何にする?」
「そうね、何かアクセサリーが良いんじゃないかしら?」
「それがいいと思うぞ、二人が旅のものだと言って旅の途中に手に入れた魔法のアクセサリーだとでも言っておけば、なんとかなるだろうし」
「それなら、罪にも問われる可能性が少なくなるだろうしな」
キドとアイラとアエイスは、町長に贈りつけるもとい贈るものに掛ける魔法について話し合っていた。
「じゃあ、魔法のほうは?一体どんな風に魔法を掛ければいいんだ?呪文も知らないし」
「そうね……」
アイラはしばらく考え込んでいたが、やがて
「キドはイルドとフィラに思い出させてもらって、呪文を私が唱えた後、それに続いて呪文を唱えて頂戴」
「わかった。イルドとフィラには俺から言っておく」
「そして、アエイスさんは、来週のスピーチのある日に少し私達と話をする時間が出来るように町長または、それに近い人と話を付けておいて」
「わかったよ」
それから、キドが小さな声で呟いた。怒りに震えた声で、
「絶対に許さない。とんでもない恥をかかせてやる」
その決意を込めた一言はアイラとアエイスには聞こえなかったようだ
「じゃあ、贈るアクセサリーは何にする?」
「ピアスとかで良いんじゃない?」
「そうだな……指輪とかの方が良いんじゃないか?」
すると、
「まあ、別に何でも良いから魔法を掛けるアクセサリーをアエイスは調達しておいて」
「ああ」
「じゃあ、各自自分のすることは分かったということで、それぞれよろしく、成功を祈る」
「「了解!!」」
そして、それぞれの行動に付くのであった。
ラズ:なんだか、今回は短くなったなぁ
キド:そんなことより、自分の小説に、セリフが多すぎるのを自覚しろ
アイラ:そうね。まず、そこを直すのが最重要なんじゃない?
キド:アイラ、そういえばアイラのすることは何なんだ?
アイラ:えっ!!それは、ワタシニモイロイロアルンデスヨ
ラズ:声が変になってる
キド:イロイロってなんだ?
アイラ:イロイロはイロイロよ(逃走
キド:さては、みんなに色々押し付けて自分だけサボってようとしてやがったな(追跡
ラズ:………まあ、二人は横に措いといて次回予告をします。次回、【作戦決行当日】です。まあ、今回は短くなってしまったので、次回は、長くしたいと思っておりますのでよろしくお願いします。ぺこ <(_ _)>




