第13話 最低な町長
時は進み街でのこと……
「そういえばアエイスさん、なんかアーシィに初めて会った時に、[精霊使いに危害を加えられたことがある]とか何とか言っていたよね?アエイスさんも後で話すと言っていたし、そろそろ教えてくれても良いんじゃない?」
「なにそれ、初耳。そんな精霊使い居るんだとしたら許せないわね」
ちなみに、アーシィのことについてはアイラには話してある。
「う〜ん、見ず知らずの君達に話すようなことじゃないんだがな」
アエイスさんの話だと、9ヶ月前ぐらいに町長がなくなったらしい。
このことを他の街で国へ届け出ると、2ヶ月くらいすると、新しい町長が来たらしい。
この町長が最低な奴で、来て早々色々と無茶苦茶なことをするようになったそうだ。
例えばこの街で、納める税が倍近くになったり、ヤクザなんかを雇って町の開発の邪魔になる家などで立ち退きを拒否するものに脅しに行かせたりと、それはそれは嫌な町長だそうだ。
そしてある日、とうとう反発が起きて、クーデターが起きた。
すると、町長は慌てることも無く、何かブツブツと唱えると風の刃のようなものを出して、攻撃をしてきたそうだ。
「それで、精霊使いを知ってはいたんだが見るのは初めてでね。それは、俺達にはそれは、恐ろしいものとしか認識できなかっ達なみに、その風の刃で脅されて、クーデターは失敗に終わって、首謀者は見せしめにその魔法で殺された」
「「許せない」」
「は?」
俺は記憶が無くても、やっていいこととやってはいけないことの区別ぐらい付く。それに、それは人としてやっていいことの域を越えている。
アイラも同じ意見なのだろう。
「だって、許せないじゃない。そんなことやっていい分けないじゃない。その、町長最っ低ね。キド、そいつ懲らしめてやりましょう」
「……ああ」
「ちょ…ちょっと待て。同情してくれるのは分かるが、君達は精霊使いと言っても、まだ子供。大人としてそんな危ないことに付き合わせられない」
「大丈夫よ。こっちにも、魔法があるし。それに、今は、兄さんも居るから、数もこっちのほうが多いから大丈夫よ」
「そうですよ、なんとかなりますって」
「それに、私達は、これでも、故郷では名の知れた精霊使いだったのよ。ね?キド?あ、記憶が無いのなら覚えてないか」
「それは、知ってるよ。イルドとフィラが教えてくれた」
「強さや、数では大丈夫だとしたって作戦は?何もなしに突っ込んでいったらさすがにあいつらも、簡単にはやられてくれないと思うよ?」
「大丈夫よ。それに関しては、ここに来るまでに考えておいたから」
「本当かっ!?なら、話は速い。早速どんな作戦なのか教えてくれ」
「分かったわ。それはね、ゴニョゴニョ」
「何っ!?そんな、作戦でいいのか?」
「そうだよ。そんな作戦でなるべく怪我人を出さずに奴らを倒せるのか?」
「ええ、大丈夫よ。イルドとフィラとアクリスの力を借りればね」
アイラはすごいな。色々と行動と決断力が速い。記憶を失う前の俺はどうだったんだろうか?
早く記憶を取り戻さないとな。
などと、考えているキドであった。
ラズ:今度は更新ギリギリセーフで書けたなぁ
アーシィ:あの〜そういえば私1回しか出てないんですけど?
キド:そうだ、あんなよく分からん状態で。
アイラ:これから、アーシィとあの護衛兼案内役の人も出るんでしょうね?
護衛:そうですよ。なんか、前回のシメに使われたきり何も話が出てないんですけど?
アーシィ:よろしくお願いしますよ?
ラズ:分かりましたぁ。(逃走
一同:あっ!!逃げた!!
キド:追っかけろ
アイラ:捕まえなさい
護衛:なんか行ってしまいましたね
アーシィ:前回の次回予告でも、こんな感じだったような
護衛:じゃあ、とりあえず次回予告を
アーシィ:そうですね
護衛&アーシィ:次回、私達は出られるのか?お楽しみに〜
ラズ:それは違うだろ。台本はこっちだ
護衛&アーシィ:そんなものがあるなら早く言え!!
ラズ:だって、追っかけられてたんだから仕方ないじゃん
護衛:まあいいですでは気を取り直して行きましょう
アーシィ:はい!!
護衛&アーシィ:次回、【町長恥じかかせ大作戦!!】お楽しみに〜。(* ̄▽ ̄)ノ~~ マタネー♪
ラズ:次回もよろしくお願いします。ぺこ <(_ _)>
キド&アイラ:ここに居たかぁ〜!!待て!!
ラズ:前回も言ったけど待てといわれて待つ奴があるか!!
護衛&アーシィ:なんか前回の次回予告とますます似てきてるような気がする?