2話
また短い(´Д`)
結局、2日程森の中を移動したけど、人には出会えなかった。
まあ、獣道なんだから当然なんだけど心が冷えると言うか磨耗する感じだった。
エンカウント的にはオークよりもゴブリン?やコボルト?みたいなモンスターが多かった。
熊達が簡単に蹴散らすから強さがまったくわからなかった。
猪や熊みたいなのも見かけたけど、遠目だったしモンスターなのか獣なのかは判別出来なかった。
遭遇したモンスターは全て全裸で局部を隠してるのは雄雌問わず居なかった。
ダイレクトに男性器を見るのは、やはり慣れない。
雄雌と言えば熊達は皆雄だ。 いつまでも羆1だの2だの言うのも何なので、名前を付ける事にした。
羆1には吾郎、羆2には権太、シベリア狼には太郎、土佐犬には二郎と特に捻る事無く名付けたけど、本人達が納得しているかは不明だ。 何か嫌そうにしていた気がするが気のせいだと思う。
※※※※※
ようやく森を抜け、平野部に出たのか草原のような風景が目の前に広がっている。
「ふあぁぁ」思わず感嘆の息が出る。
北海道とはまた一味違う広大な風景は圧巻だ。
この草原をどれくらい移動したら人里に着くかわからないけど、広大な景色を見ると何故か心が浮き立つのは道民だからだろうか?それとも島国に住む日本人だからだろうか?
先の見えない現状だけれども、やってやろう!そんな気持ちになった。
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どうやら気の迷いだったみたい。
行けども行けどもだだっ広い草原の景色のまま。
平野部にはモンスターも少ないのか、ただひたすら移動。
時折、動物の類いは見かけるけども、こちらに近付く様子は無し。
まあ、ただでさえ警戒心の強い野生動物が近付くのは稀なのに、こちらの編成を考えれば仕方がない。
ひたすら遠目に野生動物を見つつ移動と言う具合。
そういえば、最初に見たプテラノドンらしき飛行生物は何処に生息してるのだろうか?
小説とかでも飛行系のドラゴンとか森の中に生息している描写とか少なかったような気がするし、やはりベタに山やなんかの岩場とかだろうか? それだったら遭遇する危険は少なそうだけど、餌や餌場が不明な以上は油断しない方が良さそう。
幸い、地上の索敵に関しては心強い連中だし、私は空をなるべく警戒していよう。
野宿を挟んで移動していると川が見えてきた。
この世界の文明の度合いはわからないけど、文明や集落は水辺を中心とする場合が多いから期待が高まる。
川を遡るように移動を続けていたら、城壁のような人工物が見え始めてきた。
この世界に降り立ち早や数日、ようやく、ようやく人に会える可能性が出てきた!
「待ってて!今、行くからねー!」過剰な期待をしつつ、城壁らしき物に近付いて行く。
ひたすら会話無しの説明回
他の作者さん達なら1話で終わるような内容なんだろうなぁ(´ω`)