プロローグ?
書いてみて文才の無さにびびってます。
辻褄すら合ってるか不安ですが、初投稿作品ですので広い心と強い心でお読みください。
どうしてこんな事になったのだろう…
夜、森の中で焚き火をしている私の周りには羆×2、狼×1、土佐犬×1がのんきそうに侍っている。
私は一体どうなるんだろうか? 理解が追いつかず不安ばかりが募る。
こうなった原因を記憶を辿って探ってみようかな…
※※※※※※
私は北海道の田舎に住む普通の女子高生だ。
取り柄と言えば中学の時に励んでいたソフトボールくらいだろうか。
強肩強打の外野手ってのが女子らしくない気もするがスタイルも顔も及第点はあると自負している。
お父さんの影響で古い漫画やアニメに若干詳しいのは特技かも知れないけど、変な古文書とか異世界トリップ等には傾倒していないし、アニメや漫画に出てくるような喋るマスコットにも遭遇していない。
普通に朝起きて通学前に近所にあるコンビニに寄っただけだ。
レジを済ませて自動ドアを通ろうとした瞬間、見慣れていたはずの風景は一変した。
見渡す限りの南国風の大自然。 見慣れた針葉樹は無く、マングローブみたいな木や明らかに葉の大きな木等、あの自動ドアはどこでもドアだったか?と考える程錯乱した。
それでも家に帰る手段を見付けようと、何とか気を落ち着けて周りを観察してみようとしたんだけど、目に付くもの付くものが私の常識を否定する。
地面を見れば音に反応して動く植物の玩具のような花がウネウネしてるし、空を見ればプテラノドンみたいな何かが飛んでいる。
そして極めつけは後ろにいる4匹だ!
まず、熊と犬なのは分かる。 分かるが分からないのは熊が日本語で「私は敵ではありません」ってフキだしみたいな看板を持っているのかと言う事だ!
これが無ければ周りを観察するなんて発想すら出ず、一目散に叫んで逃げ出してただろう。
(どうしよう…他に手掛かりも無いしコンタクトを取るべきだろうか? でもすっげぇ怖いし、良く見たら羆じゃん!北の最強生物じゃん!犬の方は何か狼っぽいのと…土佐犬?組み合わせがさっぱりですよ!?)、そうして迷っていると先に熊がどっから取り出したのか看板を持ち変えた。
「我々は神の使いであんたの手助けをするために遣わ
されたのさ」と……神?
(いや、確かに羆や狼はアイヌの神話や伝承で神や神の使いと言われてるけど…土佐犬は?)
「か、神様っ?手助け?どういう事?ここは何処なの?教えてよっ!」私は混乱して聞きたい事をまとめて叫んでしまった。
これがいけなかったのか、羆2匹はさあ?とばかりに手のひら上に向けて首をかしげてみせた。 隣で狼が『俺ら行けって言われただけだし』と看板を取り出す。
む、むかつく。だが落ち着け、獣とは言えこの場では唯一コミュニケーションを取れる連中だ、ここは慎重に…。 一番大事な事を聞かねばならないのだから。
「私は家に帰れるの?」
羆は看板を掲げる。
『無〜理〜』
お前は何処のヒザ神かっ!! この時遂に私はキレた!
「ふふふふ、何故私はこんな見知らぬ地で畜生に小馬鹿にされねばならんのか」人間が羆に勝てる訳がない。だけど譲れぬ誇りは存在する。お父さんお母さんごめんなさい、私は人類の尊厳を賭けて闘います。先立つ不幸をお許し下さい。
なんだかニタニタしてるような気がする羆に必ず一撃加えてやる!漢女には譲れぬ道があるのです!
「奥羽の総大将が一の家臣、金村美樹推して参る!!」叫び跳躍する。この時の脳内BGMは初代銀牙OP曲だ。
往年の名レスラーモモ○ロウの如くバネを生かした跳躍は羆1の顔辺りまで跳び上がりミサイルのようなドロップキックを顔面に炸裂させる!
虚をつかれたのか羆1はもんどりうってひっくり返る。着地し間髪入れずに羆2に標的を定める。
震脚を利かし肘を腹に叩き込む!
うめき声と共に膝から崩れ落ちる羆2。
標的を定めようと狼と土佐犬を見やると、白旗をあげていた。
勝った?羆に?と言うか2M近く跳ばなかったか私?興奮が治まると次々に疑問が湧く。どういう事かと狼に尋ねると、『本当に知らないっす!神様からはお詫びだとしか聞いてないっす!本当っす!』といきなり不良漫画の雑魚キャラのような口調?になった。
土佐犬が首よもげよとばかりに頷いている。
何故だろう?さっきから疑問が一つも解決してない気がする。
羆1が起き上がり付け足すように『俺らはあんたが死なないようにとお付きに付けられただけで、本当に詳しくは知らないんだ。言えるのは、せいぜいここが異世界だくらいで……!?』
異世界!?羆1の首を掴み高速で揺さぶる。
「そんな大事な事しってるなら、早く言えーーー!」高速シェイクで再びダウンした羆1を尻目に天を仰ぎ叫ぶ!
「どゆことーーー!?」
さて、どうやって進めようか(汗)