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虚空の鼓動  作者: iliilii
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其の参

 見渡すは十一の鬼。

 娘は思案に暮れる。弐の美鬼をじっと眺め、次に肆の剛鬼をじっと眺めたところで、どちらを選べばよいやらさっぱりわからない。代わる代わる眺めたところで心は一向に動かない。ならば次いで力があると聞かされた美鬼や剛鬼を眺めてみても、やはり心に響くものはない。


 鬼たちは月隠りの夜のような黒装束にそれぞれ模様違いの銀糸が織り込まれた一枚布を羽織っている。美鬼たちは優美な曲線が、剛鬼たちは力強い直線が、餓鬼たちは見たことのない複雑な模様が描かれている。それとは真逆に、娘は純白の掛下に金糸の織り込まれた目にも鮮やかな打掛を羽織っている。

 鬼たちが夜なら娘は昼、鬼たちが月なら娘はさながら日のようであった。


「さて、腹は決まったか」

 腹に響く肆の剛鬼の野太い声に、不躾に鬼たちを眺めていた娘は我に返る。

 迫られる選択。

 どうしたものか、と娘は逸る。どの鬼のもとで暮らしていくか。どの鬼のものとなるか。

 どの鬼も娘をとても大切に扱ってくれた。彼らなりのやり方で楽しませてくれた。この先も欲しいのはどの楽しさか。娘は焦りを滲ませつつも、よくよく思いを巡らせる。


「いざ定めよ。自由か、或いは、束縛か」

 快く響く弐の美鬼の声に、娘はいよいよ選択を迫られた。


 彼らにとって類い稀なる鼓動を持つ娘は、この界に在るだけでも十分な存在。

 その上独り占めできるならば、それは褒美のようなものだ。そう娘に教えたのは、どの美鬼だったか。

 選べぬならば、皆のものであれ。そう口にしたのはどの剛鬼だったか。

 それでも(われ)を選んでほしい。そう真っ直ぐに言ったのはどちらの我鬼だったか。

 考えれば考えるほど、娘はわからなくなる。


 迫られた選択と決めかねる決断に、娘の鼓動はかつてないほど強く打ち鳴る。轟く鼓動に鬼たちの欲がこれでもかと高まっていく。

 飢えた獣のような獰猛な視線が娘を捉えて放さない。あまりの威圧に娘が震え出しそうになった刹那、一対の凪いだ目が逃げ出しそうなほど震える娘の心を瞬き一つですっと鎮めた。


 娘の腕が知らず識らずのうちに持ち上がる。その細く頼りなくも真っ直ぐに伸びた手の先がついには、ひた、とひと鬼を定めた。


 弧を描くように居並ぶ十の鬼が一斉にざわめく。

 稀代の鼓動を持つ娘が主と定めた鬼は、孤の外にいた鬼とだけ呼ばれるもの。

 娘自身、己の指し示す先が唯の鬼であることに驚いていた。驚くと同時にそれはすとんと胸に据わった。

 かの鬼のもとであれば、穏やかな暮らしを容易に思い浮かべられる。その一方で、常に他の鬼に奪われる剣呑に怯えなければならない。ところが、腹が据わった今となっては、ともに抗えばよいだけのことだと思えてくる。

 娘は直感を信じた。


 ざわめく場をよそに、娘は言い知れぬ衝動に突き動かされ、すっくと立ち上がる。

 絢爛豪華な大広間は水を打ったような静寂にのまれた。娘の立てる衣擦ればかりが静かに響く。忙しなく足を運ぶ娘の肩から金糸の打掛が流れるように滑り落ち、純白の振袖が緩やかに舞った。

 娘は驚くばかりの唯の鬼のもとについと歩み寄り、そして、その腕の中に自ら囚われた。






 自らの腕の中に囚われにきた娘を、ただ鬼とだけ呼ばれる鬼は衝動のままに掻き抱く。胸に直接響く娘の鼓動は驚くほど鬼力を高めていく。唯の鬼はかつてないほど強い欲を覚えた。


 もう二度と何者の目にも触れさせぬ。


 自らの腕の中に囚われた娘を黒いだけのマントで隠すように抱き、一層の驚きとざわめきから抜け出せずにいる他の長を一瞥した、ただ鬼とだけ呼ばれる鬼は、鬼力で自らの屋敷へ飛んだ。

 腕の中の小さくも遙かなる存在。それがはからずも己のものとなった。その喜びと畏れに唯の鬼はおののく。一刻も早く己がものにせねば、と気ばかりが焦る。

「契りを──」

 そう言ったきり言葉をなくした唯の鬼の腕の中で、娘は小さく首を傾げ、ついとその顔を上げた。


 人と鬼。互いの瞳の中に互いの姿を見付けた。

 その刹那、娘は確かに捉われたと感じ、唯の鬼は確かに捉えたと感じた。


 契りの意味を理解していない娘に、唯の鬼は言い含めるようにその答えを与える。

「契りとは、互いの血を混ぜ、それを互いに意思を持って取り込むことです。私は、今すぐにでも契りを交わしたい」

 どこか焦りを滲ませ、張り詰めた気配を纏う唯の鬼の言葉に、娘はなんの気負いもなく頷く。

「しかとおわかりですか、鬼と契りを交わす意味を」

 どこか怒ったようにも聞こえる唯の鬼の声に、娘はやはりこともなく頷いた。

 娘は、あの場の直感を確かなものとしていた。娘にあるのは、唯の鬼のものになるという覚悟ただひとつ。それさえ確かであれば、あとは目の前の鬼が善であろうが悪であろうが、その全てを主となる鬼に委ねるだけ。

 娘はもう一度、力強く頷いた。


 腕の中から唯の鬼を見上げ、その目に覚悟を宿した娘が頷いた刹那、唯の鬼の中に怒濤の如く生じた言い知れぬ衝動。娘の両の頬をその大きな手で壊さぬよう包み込み、駆り立てられるままに唇を合わせた。

 唯の鬼は本能が命じるまま鬼歯で娘の唇をわずかに傷付け、己の唇も同様に傷付ける。互いの唇を重ね合わせながら、その唇に滲んだ互いの血を混ぜ合わせ、それを舌で掬って娘に与えた。


 娘は唇に感じたちくりとした痛みに小さく肩を揺らし、すぐそこにある存在に自ずと縋りつく。その身を唯の鬼に預けたまま、その全てを受け入れ、娘は静かに目を閉じた。

 目を閉じるとより鮮明に感じる血の臭いと味。契りを交わす鬼の舌で与えられる血は、娘にくらくらとした目眩のようなものを与えた。

 娘の躰から徐に力が抜けていく。縋り付くように目の前の黒衣を握りしめていた指先からも次第に力が抜けていき、その腕がたらりと力なく垂れ下がると、娘の意識は霞がかるかのように自らの内に沈み込んでいった。


 指先の血を混ぜ合わせるだけのことを、敢えて指ではなく唇で交わし、あまつさえそれを娘の口に含ませた己の行動に、唯の鬼はにわかに混乱した。

 力の抜けた娘を腕に抱えれば、娘の肌を初めて目にしたときと同じ欲を覚え、唯の鬼は狼狽える。そもそも唯の鬼が人の女を間近に見たのはあれが初めてのことだった。

「まるで人の持つ欲のようだ」

 口を衝いて出た言葉に、唯の鬼は自嘲する。いくら力が弱いとはいえ、人に似た欲まで持つとは。そんなことでこの先この娘を守り切れるのかと、唯の鬼は腕の中の娘を見つめながら憂いた。

 弐の美鬼や肆の剛鬼であれば、少なくともこの域に在る限り、他の長に奪われることなく穏やかに暮らせただろうに、唯の鬼のもとでは穏やかに暮らすどころではないだろうに。

 唯の鬼には、腕の中の娘は穏やかな暮らしを願っているように思えた。だからこそ、弐の美鬼や肆の剛鬼を推したというのに、まさか己を選ぶとは──。

 その途端、えもいわれぬ歓喜が唯の鬼の中に湧き起こる。

「私の全てで守ってみせよう」

 気を失った娘の口元がわずかに弧を描いた。聞こえているわけではなかろうに、唯の鬼はその表情に満足を覚え、そっとその小さな躰を抱き上げると、屋敷の奥へと歩を進めた。


 普段唯の鬼が自室としている、その部屋に足を踏み入れた途端、四隅に置かれた結界石が眩い光を放った。施された結界が見たこともないほど密で強固なものへと変わっていく。

 それに連動するかのように、屋敷の至る所に置かれている結界石が、場の四隅に据えられた結界柱までもが、強い光を放ち、その結界を強固なものへと変えていく。

 その異様な感覚を鬼力で感じつつ、唯の鬼には何が起こったのかがまるでわからず身構えた。ふと腕に抱えた娘から、小さな呟きが洩れ聞こえた。

 鬼ですら聞き取れないほどのか細き音。耳にしたことのない奇妙な節。それが途切れると同時に、唯の鬼の場は十全域となった。

「どういうことだ……」

 十全域など、鬼神しか成し得ぬ完全な不可侵領域だ。意図せず零れた己の言葉に、唯の鬼はその腕に抱く娘を見下ろす。


 この娘は、ただの娘ではない。ただ稀なる鼓動を持つだけの存在ではない。


 唯の鬼はそんな漠然とした思いに囚われ、腕に抱えた存在をなおのこと手放せなくなりそうだと予感する。しかと腕に抱き直したその穏やかな寝顔を、唯の鬼はじっと見つめ続けた。




 娘は自らの躰が作り変えられていくような、自らの意識が様変わりするような、そんな奇妙な感覚の中にあった。その身の全てが、その思考の全てが綯い交ぜになって、寄り集まりながら唯の鬼へと向かっていく。それはまるで知りもしない恋のようにも思えた。

 ふと思い出すのは、かつて祖母に教えられた歌。

──心から大切な人にだけ、歌っておあげなさい。

 そう耳打ちされた歌。思い出すように独特の節回しで口ずさむ。

 口ずさみながら考えるのは、契りを交わしたばかりの鬼のこと。かの鬼のものになったという揺るぎない想いが娘の中に芽生えていた。持てる全てでかの鬼を支え助ける、娘にはそれが本懐だと思えた。

 契るということが夫婦になることではなかったは、娘に少なくない落胆を与えた。やはり娘のような片端(かたは)は誰からも望まれない。わかりきった事実に寂しさを覚えた。


 娘の両親は仲睦まじい夫婦だった。互いを助け、互いを支え、互いを大切に想い合っていた。娘も両親のような夫婦になるのだと、声を無くすまでは淡い憧れを抱いていた。

 声を失った途端に手のひらを返した周囲とは違い、娘の両親や弟妹たちは、変わらず娘を慕ってくれた。こんな家族を持ちたいとの思いは声を無くす前よりもさらに強くなった。

 成長するにつれ、その思いは誰かに心から必要とされたいという願いに変わっていく。家族から与えられる穏やかな思いとは違う、己だけを求める狂おしいほどの想いを向けられたい。渇望するかのようなその願いは、言葉で伝えられないもどかしさとともに、娘の中に静かに降り積もっていった。


 ふと感じた温もりに、娘は自ずと擦り寄った。あまりに温かで心安らぐ。守られているような心地好い安らぎに身も心も委ねたくなる。

 すりすりと温もりに頬を寄せていると、その頬にわずかな震えを覚えた。

 緩やかな覚醒。目蓋を開ければ、くつくつと声を殺して笑う唯の鬼の顔がすぐそこにあった。目を細めるその鬼の表情は、とても愛おしいものを腕に抱いているかのように穏やかで、娘はその腕に抱く存在を羨ましく思う。

「目が覚めましたか」

 その声に娘はぼんやりと頷く。ふと、己の状況に気付いた娘が驚きから目を丸くし、じたばたと手足を動かす。唯の鬼が今度は小さく声に出して笑った。

「慌てずともよろしい」

 笑いながら言われ、娘は羞恥に縮こまる。まるで子供の様にその膝に抱えられて眠っていたとは。

「あなた様の名を教えていただけますか。ゆっくりとでかまいません。声をお聞かせください」

「カ…ナ」

 カナのかすれた声は、それでも声を取り戻したときよりは随分はっきりしてきた。

「我が名は、(びゃく)

 教えられたそれがどうしてかカナには命に結びつく名だとわかった。音だけ聞いているとそれだとは知れない。しかしながら、頭に浮かぶ文字がある。その文字と合わせると、それが目の前の鬼の真の名だとわかる。

 同じように真名を教えるべきか、カナは頭を悩ませた。祖母は大切な人にだけと言っていた。

 真名を持つ先代は、おそらく真名をどの鬼にも告げずに儚くなった。真名の力をカナに使ったことでもそれがわかる。そのカナですら先代の真名を知らぬまま、ただその恩恵だけを授かった。


「今日からここがあなた様の暮らす屋敷となります。今までとは違って簡素な造りで申し訳ありません」

 思考を遮るかのように告げられたビャクの言葉に、カナはあたりを見渡す。

 これが簡素だろうか。確かに先ほどまでいたあの豪華すぎる広間と比べればそう言えるのかもしれない。そうはいっても、カナにとっては十二分に贅沢な間だ。

 真っ白な壁に艶めく板張りの床。その床の上には見たこともないふわふわとした毛の敷物がある。目につく調度はそれまで見たことのないような物ばかりだ。膳を大きくしたような台や、腰掛けのような物、床の間のような台の上には分厚い寝具が敷かれている。こまごまとした物は何に使うかもわからず、カナは首を傾げながらそれらを順に眺めていった。

「カナは和室の方がよかったでしょうか」

 カナは意味がわからず首を傾げる。それを目にしたビャクは「ああ」と何かに気付いたような声を洩らした。

「このような板張りの間と畳敷きの間、どちらがよろしいですか」

 カナにとってはどちらでもよかった。どちらにしても今までより豪華であることに変わりはない。じっとカナの目を覗き込んでいたビャクは、カナの目の奥にその答えを見付けたのか、目に笑みをのせて話を続けた。

「ここは私の屋敷。この先カナは私と共に在ってほしい。それゆえ、ここで暮らすことに慣れていただきたい」

 思わずカナは何度も頷いた。共に在る。カナはどうしようもなく嬉しかった。契った後は奥の間に閉じ込められるものだとばかり思っていた。牢に繋がれるわけではなくとも、大切に扱われこそすれ、それは物を扱うようなものだと思っていた。

「カナは思っていたよりもずっと寂しがりのようだ」

 カナは再び羞恥を覚える。それではまるで子供の様ではないか。しゅんと目を伏せたカナに、ビャクは目を細めくつくつと笑う。

「寂しいときは正直にそれをお伝えください。どんなときでもおそばにおります」

 本当だろうか。顔を上げたカナは、そのその雪色の目をじっと見つめた。

「本当です」

 一層目を細め、口元に笑みを浮かべたビャクの言葉は、カナを喜ばせた。心に安堵が広がっていく。少なくとも人として大切に扱ってもらえるらしい。できれば、カナ自身を必要として欲しい。必要とされたい。カナの中に小さな欲が萌芽した。


「まずは、話せることを思い出していただかなくてはなりません」

 カナははっとビャクを見つめた。

「忘れていましたね」

 小さく頷くカナに、ビャクは続けた。

「ゆっくりと、少しずつ、思っていることを声に出してお伝えください。その目を見ればおおよそのことはわかりますが、やはり言葉ではっきりと聞きたくなることもありますから」

 いつの間に目を見ただけでわかるようになったのか、カナは驚きから目を瞬いた。

「わかりますよ。カナの目は随分とおしゃべりだ」

 一層カナの目が見開かれていく。家族にでさえそんな風に言われたことはない。伝わらないもどかしさこそ抱えても、伝わりすぎる羞恥を抱えることになるなど、カナは夢にも思わなかった。

「カナを大切にします」

 欲しい言葉をくれたビャクに、カナもゆっくりと言葉を返す。

「わたし…も、(びゃく)…さまを、支え、助け…ます」

 カナは心からそう願った。


 その瞬間、ビャクの目が見開かれていく。


 ビャクは、カナに名を呼ばれる同時に名が定まっていくのを感じた。今までどうにも己が名だとは思えなかった「白」が、どうやっても定められなかった真名が、ようやく己に付き従った。

 なにゆえ今になって──。

 鬼の真名を定めることができるなど、鬼神か、もしくは──。

言の葉(ことのは)か! カナは言霊(ことだま)を持つ者か!」


 言の葉──カナはその言葉に覚えがあった。祖母が教えてくれたことのひとつだ。

──言葉に願いをのせてはいけないよ。強く願いし言の葉は、力を持ってしまうから。

 思い出した祖母の言葉に、カナは血の気が引いた。そうだ、どうして忘れていたのだろう。声を無くしたと同時に言葉を無くしたカナは、すっかりそのことも忘れてしまっていた。

 つい今し方、己は何を口にしたか。無意識にビャクの真名を言葉にのせなかっただろうか──。


 ぎゅっと抱きしめられて、カナは我に返る。抱きしめられて初めて、カナは己が震えていたことに気付いた。おまけに、ずっとビャクの膝の上に乗せられたままだ。カナは羞恥で落ち着かなくなる。

「大丈夫です。落ち着きなさい」

 静かな声は瞬く間にカナの心を落ち着かせる。

「おそらくカナも真名を持つのでしょう。そして、私の真名を得ていますね」

 頬をビャクの胸に押しつけたまま、カナは小さく頷いた。隠していたことを叱られるだろうかと、カナは恐る恐る顔を上げると、ビャクはかえって嬉しそうに見下ろしていた。

「いつか、カナの真名もお教えください」

 今でなくともよいのか。カナは訝しげに首を傾げた。

「カナが私に真名を預けてもよいと思ったときでかまいません。ですが、言の葉の扱いにはお気を付けください。今のカナの言の葉で私の鬼力が底上げされました」

 ビャクが言うには、契りを交わし、ビャクの真名を得たからこそ、「支え助ける」という言の葉で、その鬼力が一段上がったらしい。

 カナはそんな力があることすら忘れていたうえに、そこまでの力を持つとは考えたこともなかった。運がよければささやかな願いが叶うこともある、そんなあやふやなものだと思っていた。実際、祖母からもそう教わっている。

「いま…で、なく…とも、よい…の、です、か」

「かまいません。今は契りを交わせただけで十分。カナはすでに私のもの。その上で真名を交わせるようになれば、これ以上の喜びはありません」

 ビャクは陽だまりのように笑った。






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