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人魚姫19

「ヒール・・・・祈り・・・・神衣・・・・息吹」


順番に真司は魔法を撃って自分を回復と強化。


「おらあ!フレアボトム!!!!!!!!」


狂戦士の男がスキルを撃って吹き飛ばしたミノタウロスに追い打ちをかけている。


「助かった。ありがとう」

「ああ?なんだテメエだったんかよ。折角プレイヤーでも新しく見つけたと思ったのによ」


男は額から流れ出した自分の血を、手の甲で拭き取りながら言う。


「ヒール・・・・・・・神の鎧・・・・息吹」


そんな男に真司はヒールと強化魔法をかけた。


「いいのかよ」

「お礼だよ。敵のレバルは70台前半から中盤。クエストがどこまで進んでるかによって多少上昇はする」

「つまり、オレ様の敵じゃねえってことだな」


男は不敵に笑うと、武器を構えて近づいてきたミノタウロスを掴みあげて攻撃を仕掛けた。


「おら!おら!おら!!」


乱暴な攻撃にミノタウロスは絶命する。


「で、どうする?オレ様としてはテメエの顔面ぶん殴らねえと気が済まねえんだが」

「それは、落ち着いて出来る時にした方がいいかな」


真司はそういって男の先を指さした。


「はっ!ちげえねえ。ボルケーノブラスト!ぶん回し!!」


男はミノタウロスを相手に武器を振り回している。

時にはミノタウロスを掴んで攻撃をし、投げすてる。


「目がちかちかするな」


たまに攻撃を受けるが、真司のダメージ遮断魔法が受け止める。

回数制限だが、ダメージを完全に止めてくれる魔法だ。


「柊さん・・・」


真司の言葉に、静音は反応を示さない。


「・・・・・・・おい。あそこの上」


男が言う、見ると非常階段の上に人が集まっている。子供も何人か見える。

何か叫んでいる、助けを呼んでいるんだろう。


「任せるぞ」


男は言うと、大ぶりの斧から長い柄の戦斧に切り替えた。


「・・・・・・・・・・・・・神獣の助け」


長い詠唱を行い、黄金の雄山羊を召喚。


「あの男のサポートを」

『ブルルルルルルルルルル』

「テレポ!」


真司は静音を抱きしめて、人の集まっているビルの屋上に着地。

素早い動作で屋上にいたミノタウロスを撃破すると、階段のカギを破壊して避難していた人たちをビルの上にあげた。


「一度に全員は連れて行けない。ここで少し待ってて」


真司はそういうと、女の子3人を手招き。


「ポインティング・・・・・・・・・・・・・・・リターン」


足元に印をつけて、真司は子供達と静音を連れて瞬間移動。

真司が突入してきた地点に舞い戻った。


「テレポ」


更に移動して、花穂を下ろした地点に。


「悪い、この子達保護してくれ」


真司は公安の人間に静音と、途中で助けた子供を預けた。


「え?あ、君は・・・」

「ポインティング・・・・・・・・・・テレポ」


真司は再度魔法を行使。先ほどポインティングでマークしておいた地点に戻る。


「おい、なんなんだ!?何が起きているお前は一体」

「・・・・・・テレポ」


残った人間も返す。質問は無視することにした。

真司は上から戦況を確認。

男が戦っているが、若干押され気味だ。SPが尽きたのだろう、通常攻撃でミノタウロスを相手にしている。雄山羊はまだ健在で、男の後ろに張り付いている。

そこからみて、少し離れた地点に公安のメンバー。

博美を中心に真っ直ぐ駅に向かっている。

後方には保護したと思われる人間が何人か見える。


「テレポ」


真司は博美の横に移動する。

あとがきは、作品自体に需要があるようなら書くことにします。

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