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詩集をチクチク刺繍する

卒業式に泣かない私と

作者: わだか

卒業式で泣かない私はきっと

泣くだけのものを得られなかったからなのだ


ここから去りたくないのだと

涙をぽろぽろ流しながら

こころをこぼす人をみて

その甘辛い水には

感情があふれきるような

かかえてもかかえてもこぼしてしまうような想いが

人と触れあい、笑い、喜び、主張し、衝突し、

そうしてこころをうごかすような

泣かないではいられないような

どうにもならなく打ち震える感動が

つまっているのではないのかと、おもった


取りこぼしてきたのか

その芽を手折ってきたのか

私にはない涙を持つ人を見て

苦味がはしり、俯き気味に唇をかむ


別れの際に泣く人の方が、それだけの人間関係を作れた人で、次の場所でも友達が多くできるという話を思い出しつつかいた。

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