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どこかの昔話

これは昔々の話です。

当時、世界には今以上にズガガの恐怖があふれていました。

ズガガは生き物ではありません。

寿命に限りある生き物と違い、魔物のように永久を生きるのです。

ズガガは魔物ではありません。

些細な怪我で命を落とし死ねば塵となって消える魔族と違い、生き物のように強靱な血肉を持っているのです。

生き物も魔物も見境なく襲い、その魂を食い物にするというズガガ。

人間も魔族も多大なる恐怖を持ってズガガに平伏していました。



しかし、そんな世の中を嘆き立ち上がった少年がいました。

少年は幼いが故に恐怖を知りませんでした。

幼いが故に純粋な心を持っていました。

少年は大人に笑われながらもズガガを倒すため努力を重ね、困難に立ち向かいます。

そんな少年の姿に押し動かされ、世界は大きく動きました。

仲違いしていた人と魔族はともに手を取り合いズガガに立ち向かったのです。

たくさんの人が魔族が犠牲となりました。

それでも、成長した少年が振り上げた剣がついにズガガを刺し貫いたとき、天を割るような絶叫とともにズガガは地に倒れ伏しました。



その後、人間と魔族は再び交流をなくしましたが、こうして今の平和な王国が築かれたのです。


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