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自ら課した使命

綺麗に笑う美少年に意識をとばした勇者ことのん。

その瞬間、パチンと弾ける音と共に風が吹きました。

気絶したことのんの背を支えたのは剣士さん。

魔族の美少年に杖を突きつけるのは魔術師さん。

転移魔法でことのんの後ろに二人は現れ、魔族の美少年とことのんを素早く引き離しました。


「そんなにその子が大事?」


にやにやと笑う美少年に、剣士さんと魔術師さんはぶんぶんと首を横に振りました。

それはもう、思いっきり。

民間人を魔物から救うのが国に仕える我らが役目。

きっぱりと二人は言い放ちます。


「ふうん、そう……。まあいいや」


つまらなさそうに美少年は呟きました。

そのまま後ろへ大きく飛んで、美少年は空中へ浮かぶと背中の四枚の羽を大きく広げます。

掲げた手のひらに輝くのは転移の魔法陣。


「じゃあね、生意気な人間ども」


そういってもう一度だけ笑うと美少年の姿は空中で掻き消えました。

暗かった空は、ようやく太陽に照らされ朝を迎えました。

ぴりっとした緊張を解いて魔術師さんと剣士さんは互いに顔を見合わせます。

パッと剣士さんが手を放したのでことのんは後頭部から床に直撃しました。

ガンッといい音が、さわやかな朝に響きわたりました。


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