表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/110

二回戦゛お洗濯゛

コンテストの二回戦は『洗濯』です。

渡された服はドレスや毛皮と言ったものから、べったりとソースの付いた子供服まで。

キスマークの付いたワイシャツもあります。

渡されたのは洗濯板とたらい。

ことのんは手早く作業を進めていきました。

まずは服を構成する材料で分類し、汚れの種類で分類し、明らかに水で洗えないダミーをよけていきます。


「勇者ことのん、手つきが慣れてますね」


洗剤を水に溶かし、ことのんのささやかな魔法で温水にします。

汚れの軽いものからザッバザッバと洗っていきました。

しかし二種目連続水仕事言うのは狙っているのでしょうか。

ことのんは宿屋の娘でしたから手のひらの皮が厚いので大丈夫ですが、白魚のようなお嬢様の手は限界に違いありません。

それでも彼女は一生懸命でした。

額に汗してがんばるその姿は貴族のお嬢様らしい気品と、好感の持てるプライドに溢れていました。

ことのんは周りを観察しながらも手は休めません。

ドレスの形を整え毛皮から埃を落とせば終了です。


「早い…なぜ?勇者ことのん一抜け。十五ポイントを差し上げます」


最終的にポイントが多い者が勝者となるため、貯まっていくポイントにことのんはほくそ笑みました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ