表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/110

馬車の旅は危険がいっぱい

新章(?)に突入です

王女様を救う旅にでた勇者ことのん。

最初の目的地は城下町の北西にある街です。



ことのん達は旅人を乗せる馬車に乗っていました。

隣に座っているおじいさんに飴玉をもらい、コロコロと転がしていると、馬車がガクンと大きく揺れて止まりました。


「うわっ馬車強盗だ!」


鉄砲の乾いた音と御者さんの悲鳴が聞こえます。

剣士さんと魔術師さんが立ち上がり、外に向かって躍り出ました。


「やれやれ、城下のすぐ側だというのに。すっかり治安が悪くなったな」


ことのんの隣にいたおじいさんはそう呟くと呪文を唱え始めました。

おじいさんの手のひらに集まったのはきらきらとした光でした。

キンッと金属を鳴らしたような音が響き、馬車に魔法がかかります。

ことのんは魔術には詳しくありませんが、何となくすごいことはわかりました。

攻撃魔法よりも、防御や回復の魔法の方がずっと難しいのだと、魔術師さんが言っていたからです。


「さて、勇者ことのんよ。馬車の客は儂が守る。外の援護にいってやってくれ。なに、老いぼれだがの、ちょっとは腕に自信もある。ここの心配はいらんよ」


どうやらおじいさんは、ことのんが馬車に残っていた理由をかなり美しく誤解しているようです。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ