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『ぬっこぬこの会』

王女様を救う冒険にいかなくてはいけないのに、まだ城下町にいる勇者ことのん。

いろいろ装備を買い揃え宿で一泊していました。

せっかく稼いだお金が見る見る飛んでいくのは、なかなか悲しいようです。

一万三千ギメルはだいぶ減ってしまいました。

ことのん達の食事と宿代は全員で折半になりました。

考えるまでもなく、ことのんが全て賄うと毎日の質がガクッと落ちてしまうからです。



翌朝、ことのん達は酒場へ来ていました。

もちろんことのんの頭の上には、可愛らしく揺らめく『ねこみみ』があります。

酒場に来るまでの一般人の目が痛かったことは言うまでもありません。


「おや、『ぬっこぬこの会』の入会希望者ですかな?」


ことのんはコクンと頷きました。


「では、会長のいるところまで案内しましょう。ああ、まだ『ねこみみ』は外さないでくださいね」


用件はもう終わったとばかりにことのんが頭上に伸ばした手は、あっさりと見咎められました。

会長のいる場所に着くまでの道中、『ぬっこぬこの会』の簡単な説明を聞きました。

話によれば『ぬっこぬこの会』はこの世界最大規模の猫同好会であり、貴族の会員様も数多く、果ては今回さらわれた王女様も会員であったのです。


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