元勇者の後日談
そもそもの旅の目的は魔王にさらわれた王女様を救うことだったはずの勇者ことのん。
しかしよく分からないうちに魔族やらズガガやらが関わってきた上に、何だか魔王と王女様の結婚式でハッピーエンドとなってしまいました。
一人その空気に乗りそびれたことのんは、大人しく報酬である貴族の地位と『ぬっこぬこの会』のゴールドカードを持ち家に帰りました。
貴族というのは国に認められたと言う証です。
そしてゴールドカードは『ぬっこぬこの会』会員の証となります。
二つの巨大権力からの証を手に入れたことのんはそれらを利用し、自分の住む港町の整備を始めました。
そして恐ろしいズガガが一つ世界から消えて何年も立ちました。
きれいに整備された港町にはかつてののどかさはなく、活気に溢れています。
そこは遠くの外国から人が多く訪れ、魔族との交流も盛んになり、いつしか交通の要所の一つとまで言われるようになりました。
そんな港町にある一つの大きな旅館。
にっこり笑う背の高い女将が切り盛りする噂のお宿。
『貴族御用達』と『ぬっこぬこの会加盟店』の二つの看板を大きく掲げるそここそが、人間と魔族との和解に大きく貢献したと噂の元勇者ことのんの旅館なのです。
スペースを加えました。
これで本編完結です。長々とお付き合い下さりありがとうございました。
もう一話、魔王と王女様の話(字数制限なし。でも短い)があります。