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美形はどんな顔でも美形

 そもそもは魔王にさらわれた王女を救うために旅にでた勇者ことのん。

 その旅の途中起こった事件で共闘した美形の魔族の正体は魔族を統べる王、通称魔王でした。

 さらに彼はことのんが救う予定だった王女と互いに愛し合っていると言うのです。

 驚き飛び上がったことのんに、魔王と呼ばれた美形の魔族はあきれた視線を向けました。


「敵の顔も知らずに旅に出るとはな。さすが勇者殿」


 周りのことのんに向ける視線も冷たいです。

 言い訳なら五万とありますがことのんの口を後ろから道化が塞ぎました。


「まあいい」


 美形の魔族が手を一振り。

 浮かび上がったのはやはり巨大な魔法陣。

 来るべき衝撃に備え身構えたことのんは独特の浮遊冠に悲鳴を上げました。


 ぎゃーぁ!!


 場所は変わって大きなお城の前まで一瞬で移動した勇者ことのんとその他の皆さん。

 皆まで言わずともその場所がどこだかことのんには分かりました。

 左右非対称なその庭園は岩と砂のみで構成された荒野のよう。

 その中にそびえる城は羽にくるまる卵のように見えました。

 勇者となってから何度この光景に頭を悩ませたでしょう。

 こここそが魔王城。

 魔王を倒し王女を救うためことのんが目指していたその場所でした。

スペースを加えました。

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