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美形の魔族の正体

 魔王にさらわれた王女を助けるため、剣士さんと魔術師さんとともに旅にでた勇者ことのん。

 途中立ち寄ったカラントリアの街でズガガが復活する騒動に巻き込まれてしまいましたがそれもようやく決着が付き、本来の旅に戻れそうです。

 ほっとすることのんを後目に向かい合う影が二つ。

 タマ様を従えた会長様と美形の魔族です。


「私がこの恩の対価として欲しいのは『ぬっこぬこの会』が持つ人脈だ。そなた達は王族とも交流があると聞いた。今回の件は確かに魔族と人を繋ぐ切っ掛けとなろう。が、それだけでは即効性にかける。そなたの言葉なら多くの人の貴族も信用するだろう」

「それなら、ちょうどいいです。文化の異なる魔族との交流は商人としても目を付けていました。でも、切っ掛けはそれだけではないでしょう?」

「なんだ。気づいていたか」


 はにかむように美形の魔族が口元を微かにゆるめました。


「あなたが人との交流を望む、その理由を考えればすぐに導き出せます」

やんわりと会長様が笑います。

「美しき魔族の王よ、王女のためズガガに立ち向かうその愛は、必ず永久に語り継がれることでしょう」


 歌うように会長様が言った言葉に文字通り飛び上がったのはことのんだけでした。

スペースを加えました。

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