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全人類総合心療内科、判例1410番

作者: 参価哲
掲載日:2026/02/13

おや、此れは此れは。誠にお久しぶりです。4989日と18時間42分ぶりですね。其方はどのような状況ですか?


成程、然うですよね……少々察しはついていました。まあ、斯くいう此方も同じく絶望的なんですけれども。


ああ!此方のことは気にしなくていいのですよ。一旦さておき、まずは其方の話からお伺いします。ええ、其方は……


なるほど。職場環境が最早地の底で、明日を生きる希望も無い、と。


ええ、よく聞く台詞と云いましょうか。此方個人にとっては、特に1996年あたりから急増している例の文句という印象です。


ああ、無論、これは軽視ではありません。此方の請け負う全ての御相談は命と等しい重さを持っております。16.8歳の人も、32.3歳の人も、等しく一切皆苦の下に在る者ですから、等しく取り扱われなければなりません。其方も例外ではない、苦心の下の人です。


此方から申し上げます。其方は、職を辞す可しと。


ストレスを侮る勿れ、然う思う故に此方は厳に申し上げます。"将来の其方を保護する勇気"を持ちなさい。其れ則ち逃げる勇気です。


なぜ出来ないと?勇気という武器しか用意されていない中で、それすら持たずに以降も単騎特攻、ということになりますが。


逃げなさい、遥かな自由の地へ。逃げなさい。逃げるべきだ。


其方は逃げれるのですから。


以上。あとは其方の勇気に準じるのみです。それでは、又お逢いしましょう。






あーー、


ボクにも逃げる権利があればな。

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