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狂気がはしる トンネルの先
『狂気がはしる』
ぼーとした頭や躰に突き抜ける感情
獣のように吼え
出会う奴らを殺す
私は自ら人の道を外れる
どうでもいい
分からぬ言葉
分からぬ思い
ただ走り抜け
恐怖を押し付ける
私の思いは人を殺すことのみで伝わり
そこに真実がある
この狂気は驚喜だ
『トンネルの先』
トンネルの先
永い永い暗闇を列車は走る
誰も思い思いの景色を窓に映し出され時を知る
言葉が奪われ 感情がうばわれ 五感が一つ一つ奪われる
生きてきた善行が認められ手に入れた幸せの切符
天国への線路は星々を巡り望む楽園へと誘う
悪魔の車掌は魂を喰らい電車を走らせる
残った骨は天国の最終駅の小さな捻子となって神と同化する
多くの者が天国を目指し
多くの者が地獄に堕ちる
トンネルの先に輝く世界
現世と別れ選ばれし人々は天国を見る




