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山
多くの闇と零れる光
私は同じ処をぐるぐる廻る
雨が沼と泥の境を消し亡者の手が伸びる
大蜘の糸を掴み亡者を蹴落とし業火の泉を目指す
集る蠹達が私の傷口を覆い隠し血肉を喰らう
痛みはない
知能のない蠹達に知の言葉は訊かず
私は私の血肉を喰らった蠹を喰らい腹を満たす
泥をすすり得体の知れない物を口に入れ腹を満たす
何を喰っても私は死なない
ただ激痛が襲うだけ
死を望んだ私の前に蒼白い業火の泉が現れた
私は飛び込む宇宙の母の子宮に帰るため
多くの闇と零れる光
私は同じ処をぐるぐる廻る
雨が沼と泥の境を消し亡者の手が伸びる
大蜘の糸を掴み亡者を蹴落とし業火の泉を目指す
集る蠹達が私の傷口を覆い隠し血肉を喰らう
痛みはない
知能のない蠹達に知の言葉は訊かず
私は私の血肉を喰らった蠹を喰らい腹を満たす
泥をすすり得体の知れない物を口に入れ腹を満たす
何を喰っても私は死なない
ただ激痛が襲うだけ
死を望んだ私の前に蒼白い業火の泉が現れた
私は飛び込む宇宙の母の子宮に帰るため
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