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転生したのに異世界生活がぜんぜん楽しくないなんて話が違うじゃないか  作者: むらさきじゅんぺい


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第10話 モヤっと車中

「君はもしかして異世界から来たんじゃないか?」


照平は「そうですよ!」と答えそうになったのを寸前のところで止めた。

そういえば、異世界から来たという話をちゃんとしたのはテルさんだった。

村の人にその話をしても鼻で笑われただけで誰も信じてくれなかったな......

もしかしたらアルベルトさんも異世界から来たのか??


照平は恐る恐る答えた。

「そうです......けど、もしかしてアルベルトさんも異世界から来られたんですか?」


するとアルベルトは一瞬驚いたような表情をしたが、すぐに何かを察して優しく笑った。


「いえ、私は生まれも育ちもこの世界ですよ。そうか、あの村ではこんなことを聞かれることはなかったかもしれないね。」


アルベルトが何を意図して質問を投げかけたのか分からなかったが、照平はアルベルトが信用できる人間であると感じていたため、率直に話をすることにした。


「そうですね...以前、異世界から来た人と会ったことがありまして、その人以外とはまともにその話をしていなかったもので。アルベルトさんはなぜ私が異世界から来たと思ったんですか?」


確かに「わたし異世界から来ました!」と言われても信じられないのが普通だ。

それは元の世界でもこの世界でも同じだろう。


アルベルトは言葉を選ぶように慎重に語った。


「異世界から来た人がいるということについて、今この世界では少しずつ認知が広がってきているところなんです。異世界から来た人は不思議な能力を持つと言われていてね。"突然現れた男が村の問題をどんどん解決している"と聞いて、もしかしたらと思ってね。」


認知が広がっている......ということは他にも異世界から来た人がいるということなのか。


会ってみたい。


照平は率直にそう思った。


「でも、ひとつだけ......」


アルベルトが急に真剣な空気を纏ったのを感じた。


「照平。異世界から来たということは、この先誰にも言わないほうがいい。」



つづく


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