表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

第7話


 師匠の家に転移した後、師匠は言った。


「夢人は夢から覚めると世界から居なくなると聞く。今日の所は世界から帰るといい。また次に来た時に色々と教えよう」


 その後、使用人に寝泊まりする部屋に案内されてそこのベットでログアウトした。


 一応、次のログイン時にやることをまとめておこう。


・ステータス確認

・初心者武器の素がなくなったらしいからそれの確認

・謎の宝石の確認

・街にでれるかの確認

・師匠の修行の確認


 これぐらいかな?


 出来れば騎士アリウスとの訓練があると嬉しいな。


 師匠の家で案内された時に軽く騎士アリウスが教えてくれた魔力操作を試してみたがあまり滑らかに操作ができない。


 これでは騎士アリウスの攻防一体の強化や相手に魔力を流すこともできなそうだ。


 騎士アリウスが俺に魔力を流すことで魔力操作を教えてくれたが予想するにうまく使えば相手の魔力操作を妨害できるだろう。


 さて一旦、相方に連絡しておこうか。


 お、相方もログアウトしているのか。


 通話を繋いでっと。


『よっ!』


「俺は今ログアウトしたがお前はどうだ?」


『俺はもう一度ログインするつもりだったがお前がログアウトしてきて先に話をしようと思ってな』


「正直、どうだった?」


『何もわからん。もう気にしないことにした。ただゲームとして楽しむわ』


「了解。こっちも気にせずやる」


『おう。そうしろそうしろ。やっぱゲームは楽しむもんだ』


「お前がそう言い始めた気がするんだが?」


『それはすまん』


「まあ、取り敢えず楽しもうか」


『おう!』


 通話が終わった。


 ⋯今日は終わるつもりだったがやるか。


 改めてやることを済ませてログイン。


 目を覚ますとログアウトした部屋のベットで寝ていた。


 そのまま体を起こすと部屋に待機してたらしい使用人から声をかけられた。


「アリア様から伝言を預かっております。『修行を受けたくなったらこのアイテムを使え』とのことです」


 そう言って使用人が渡してきたのは拳大の水晶だった。


 それを受け取りつつ返事を返す。


「修行を受ける前に確認したいことがあるので今は使いません。後で使うかもしれないです」


「わかりました」


 使用人は俺の返事を聞いた後、部屋を出ていった。


 俺はそれを見送ると早速、ステータスを開いた。


――――――――――――

名前︰エト(エトロウズ・ノウストカ)

称号︰妖精との縁(変更可能)

種族︰人間

職業︰無し(変更可能)

ステータス

攻撃力︰20(3UP) 防御力︰15

魔法力︰9 魔防力︰10


力︰18(6UP) 体力︰17(9UP)

敏捷︰13(1UP) 技量︰31(10UP)

器用︰22(5UP) 知力︰17(10UP)

精神︰15(9UP) 幸運︰2


スキル︰

武器スキル

【棒術】【槌術】【防剣術】【騎士剣術 初歩】

【変幻武装】

戦闘スキル

【歩法】【反撃】【ノックバック】【投げ】

【無拍子】【不意打ち】【奇襲】【急所攻撃】

【両手持ち】【強打】【回避】【部位破壊】

【受け流し】【防御】【衝撃通し】【走法】

魔法スキル

【魔力操作】

生産スキル

【精密動作】【採取】【伐採】【集中】【解体】

生活スキル

【森林歩き】【安定】【反復】【交渉】【話術】

索敵スキル

【探索】【索敵】【警戒】【気配察知】

付与スキル

【スタン付与】【気絶付与】【恐怖付与】

強化スキル

【体力強化】【力強化】【敏捷強化】

【器用強化】【技量大強化】

耐性スキル

【魅了耐性】【威圧耐性】

特殊スキル

【夜目】【誘引】【看破】【自動回復】

【精神安定】【無心】【戦闘学習】

――――――――――――


 色々と変わっているが上から一つずつ見ていこう。


 まずはこの称号の変更可能から。


 これは取得した称号が複数になったことで変更できるようになったようだ。


 称号の効果は称号がいくつあっても発揮されるが設定した称号は効果が強くなるらしい。


 元の称号である【妖精との縁】は妖精とある程度、交流し気に入られると得られる称号だ。


 この称号は妖精と出会いやすくなり、妖精の好感度が上がりやすくなる。


 妖精とはキャメロン以外と出会えてないし、今のところ設定しておく意味はなさそうだな。


 そして新しく出てきた称号が【星彩の魔女の弟子】。


 効果はいくつかある。


 まず1つ目にスキルの習得がしやすくなる。


 この効果のおかげであのアナウンスの量だったっぽい。


 次にスキルの習得制限の緩和。


 これは基本のスキルである剣術を飛ばして騎士剣術などの派生スキルが習得できるようになるらしい。


 最後にスキル習熟度の上昇率アップ。


 これはいわゆるスキルのレベル上げがしやすくなるようなものだと思えばいい。


 ステータスには出てないがスキルには習熟度というものがありこれが上がるほどそのスキルの扱いが習熟し効果的に使えるようになる。


 これはつけるしか選択肢はないな。


 ⋯よし、変更した。


 そのまま次のステータスを確認しよう。


 次は職業だな。


 職業は変更してその職業に就くことでその職業に関係したものを強化する。


 戦士なら近接武器全般に攻撃力の補正が働き、鍛冶師なら作ったものに補正がつくなどがある。


 それにステータスもその職業に必要なものが上がるようだ。


 職業に就かなくても俺がやっていたように戦えるが就いたほうがスキルに補正がついてステータスも上がって戦いやすくなる。


 これに関しては職業にいくつも選択肢がありすぎて選びきれないがスキルの習得率が上がってるし成長率も上がってるから一点特化よりは万能型を目指そうと思う。


 あ、先に修行について聞いてからそれに適した職業にするっていう手もあるな。


 まあ、取り敢えず適当な職業に就いておこう。


 ⋯これにするか。


 俺は修業者という職業に就いた。


 この職業はステータスの上昇なし、スキルの補正なしという先程の職業の利点を否定している職業だ。


 だがこの職業には他の職業にはない特徴がある。


 それは修業⋯つまりは自身を鍛える行動をしたときにその結果が出やすくなるという特徴だ。


 つまりは師匠の修行をするつもりがあるならこの職業は就いておいて損はないということだ。


 これで職業についても一旦終わったな。


 後はステータスとスキルか。


 とは言ってもスキルはさっき習得したものがあるだけだし、ステータスも使ったステータスが上がってるだけだな。


 ステータスも上がってる数字を見るに多用したステータスが上がってるようだから、もし欲しいステータスがあったらそこを重点的に鍛えるようにすれば増やせそうだ。


 ⋯これでステータスの確認は終わった。


 次は初心者武器の確認だ。


 あのアナウンスは気の所為であってくれ⋯!


 そう願いつつインベントリを開くがどこにも初心者武器の素は無かった。


⋯手に持ってた時に消えたから、気の所為であるわけがなかったが今武器が無くなるのは辛い。


 まだ街に行けるかもわからないし、行けたとしても複数の武器は買えないだろうしな。


 できるならインベントリにあるやつ全部なくなっていいから初心者武器の素は残して欲しかった。


 ガチで便利だったからショックだ。


 まあいい。


 いや、良くないが無くなったものは仕方ない。


 確認を続けよう。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ