フラグ67 Allceanライブ!ドーム公演開幕!
ついに、ついにこの日がやってきました!Allceanドーム公演!
とはいってもまだ俺ん家。そんで布団の中。
「さっむぅ。何時に出るんだっけ?」
「15時開場の17時開演だから13時の電車で13時前ぐらいかな」
「じゃあまだ寝れっか」
「昼飯どーする?」
「おれは別にいらないけど」
「おけー」
午前9時、俺と渡瀬はそんな会話をすると再び寝た。
「重大発表があります。Allceanは次のライブで最後のライブになります。」
(え、まじ、、、)
は!
(うわなんだ夢か、なんかリアルな夢だったな。もうだって6年だもんな。って11時か!飯食って準備しないと!)
俺は冷凍ご飯を解凍し、ふりかけで軽く食べた。そんなことをしているうちに渡瀬も起き、少しずつ準備を始める。
「さっきさ、Allceanが最後のライブの発表する夢みてさ〜」
「まあ、もう6年やってるからな。キャストもアラサーになるし、ない話じゃないよな」
「うわー、そうなったらどうしよう」
「それはそれで新しいこと見つければいいんじゃない?」
「これ以上のことはないよぉー」
「彼女作るしかないんじゃない?」
「厳しいって」
「おれはそういう系興味無いけどね」
「んだよぉ」
「とりあえず今日楽しむしかないでしょ」
「それはそうなんだけどー」
俺と渡瀬は慣れた手つきでペンライトやTシャツなどグッズの確認と鞄の中に入れていつでも行ける状態となった。
「そういえば初めてライブ行った時から1年以上経つのか」
「いやーあのときは色んな意味でなんもしらんかったなあ」
「今となっては曲でも知識でも俺より知ってるもんな」
「好きなもんは誰にも負けたくないんよ。しかも初ライブでユニットとかカップリング多めだったから知らないのが悔しくて」
「立派に成長したもんだ」
「ということでそろぼち行くかー」
「ういー」
戸締りと火の元を確認し家を出た。
2時間後
「ついたぜ!ドーム!」
「まだ最寄りだって」
「徒歩数分なんてほぼドームだよ。てか、行き方知らんけどいつも通りオタクについてけばいいら」
「間違いねえ」
俺と渡瀬はそれっぽい格好の人を見つけ、尾行するように後をつけて行った。
「お!見えてきた!」
「さすが、どんなナビよりも正確性あるなあ」
「信じるのは同志だなぁ。あ!旗ある旗!」
俺は来る途中、SNSで見かけた展示というより施策としてドームの近くにAllceanの各メンバーのノボリがあるのだ。
「てかめっちゃ風吹いてね?撮れんの?」
「それは気合いw」
俺はスマホを構えるが全然いいタイミングが来ない。
「ちょっと持っててやるよ」
「まじ?さんきゅー」
「無事に推しを撮り終えた俺はひと仕事終えた」
次に渡瀬の推しも撮りに行ったが、ちょうどタイミングよく撮れたので俺の出番はなかった。その後も等身大パネルやグッズの展示などをまわってひと段落ついた。
「色々展示見たしそろそろ中入る?寒いし」
「そうだねえ、施策系は全部まわったし、15時半かちょうどいいな入るか」
「でも入口どこや」
「しらん、あっちじゃね」
俺は方向音痴で確認するのも面倒くさく、とりあえず進んでみるタチなのでろくに確認もせず適当に進んでみた。
10分後
「入口こっちなん?」
「なんか人集まってそうだし、広いしさすがに確認すっか。あそこに入場口書いてそうだな」
「あれ見て動くか」
「えーっと、3階席のBブロックだから、18番ゲートっぽい」
「じゃああっちか」
「今回は先頭を渡瀬に任せついていった」
5分後
「ここだろ」
「たぶんそう!」
色々あったがいつも通り顔認証を越え、中に入った。
「そういやさ、顔認証登録し忘れたやつってどうなんだろうね」
「まあ、どうにかして入らせてはくれんじゃね」
「さすがにそうだよね、それで入れなかったら可哀想だもんな」
「ドームかぁ、懐かしいな。昔来てたけどもう10なん年ぶりだわ」
「野球で?」
「そー、渡瀬は初めてだら?」
「野球見に来ないしね」
「だよなー。あ、今日はトイレ少し早めにしとこう。キャパもあるしいつも通りだと危ないかも」
「おけー」
そうこうしてるうちにスタンド内に入った。
(うわーでけえー。電光掲示板えっぐいー)
「やっぱでけえな、そんで遠いな」
「端の席だからそこは大目に見て」
「最初のライブよりは近いしね」
「あれはほんとに遠かったw」
「アリーナってどんな気分なんだろうな」
「俺は身長高くないから見えなさそう」
「俺もそんな高くないからなー」
「あ、ここだ」
「おれはこっちか、いいなー端」
「今回は俺が当てたからね」
俺と渡瀬は荷物を置き、グッズを身につけて俺はトイレに向かった。
(トイレは、下降りるのか)
下に降りるとトイレには長蛇の列ができていた。
(うわ!これ大丈夫か、まあほぼ1時間前だし大丈夫か)
20分後ようやく用を足し席へ戻った。
「やばい!早く行った方がいいぞ!めっちゃ混んでる!」
「まじ?間に合うかな」
「たぶんいける!俺は20分で来れたし」
「じゃあソッコーで行ってくるわ」
そう言うと渡瀬は早歩きでトイレに向かっていった。
(さぁて、俺も電池入れ入れタイムしますか。ユニットもあったとき用に3本持ってきたけどどうなんだろ、最近は絶対ユニット入れてるけど、まあ備えあれば憂いなしっていうしね、一応一応)
俺は3本とも電池を入れ、SNSを見たり周りを見たりしていた。
(にしてももう3回目のライブか〜。でもまだ2年目なんよなぁ。来年の今頃は何してんのかなあ。あー就活、就活ね。あーもう考えない考えない!ちょっと寝よ)
「うすー」
「おー帰ってきた」
「まじめっちゃ混んでたわ。でも広い分回転も早いからそんなギリギリにはならんかった」
「いうても10分前やん」
「45分のときにもう入れそうだったからこれはいけるなっておもった」
「ともあれよかったわ。間に合って」
「俺も寝とこうかな」
「集中できんくなるから寝とけ寝とけ」
渡瀬はしばしおやすみ時間となった。
「渡瀬5分前だぞ」
「あーさんきゅー」
「俺さ、始まる前のこの感じ結構好きなんだよね」
「どんなん?」
「周りもそわそわしてて、モニターにはCMも流れててこの空間がAllcean好きで溢れてる感じが」
「まあ、わからんでもない」
「あ、夕飯どうするか決めてなかったや。家の近くの唐揚げ屋でいい?」
「おけ」
「早く帰らないと電車の本数無くなっちゃうし」
「そうね」
モニターも周りも暗くなりライブが始まろうとしていた。
(よし!きたきた!)
〜♪
メンバー紹介の音楽のイントロが流れ出し、一斉に立ち上がる。
俺もみんなも準備万端。いよいよドーム公演が始まる。




