フラグ40 Allceanライブ!みちゆき
「グッズ全部持った?」
「持ちました!」
「体調は?」
「すこぶる良いです!」
「じゃあ行きますか〜」
「おねしゃす!」
渡瀬は車を発進させた。
希望をのせて〜♪
「1曲目に1期opにするとはやっぱわかってんな〜」
「今日のセトリは任せとけ、そういえば今日眼鏡なんだ」
「いやだって泣くから、コンタクトだとズレて取れるし見えなくなるし。この前そうだったから今後Allceanのライブは眼鏡で行きます」
爆音で流しながら助手席に乗ること1時間、サービスエリアで休憩を取った。
「あと1時間かからないくらいだから15時には着くな」
「開場が16時半だからまあ予定通りっしょ、引き続き運転おねがいします」
「安全運転で行くわ」
「じゃあおれ便所行ってくるわ」
「おけ、とりあえずおれ車ん中いる」
俺はトイレに行き、用を済ませるとAllceanのキャラTを着てる人がいた。
(あいつもライブ行くんだろうな、場所が場所だから今回は車で来るやつが多いのか)
今回のライブ会場は野外で駅からも遠く車以外は駅からシャトルバスで行くか路線バスで行くかしか方法がない。
(静岡市っていってもさすがに静岡だからなー、まあ野外ライブできるってことは周りに民家がないってことだから交通の便が悪いってのもしょうがないよな)
そう思いながら近くに自販機があったので渡瀬にエナジードリンクを買っていった。
「お待たせしやした。こちらどうぞ」
「おーさんきゅー、2本ぐらい持ってきたけど」
「まあまあ気持ちってことよ」
「じゃあ行きましょう」
「うす」
再び車を発進させた。
「さっきAllceanのキャラT着てるやついたわ」
「ライブ行くんだろうな」
「今回さ車で来るやつ多いじゃん?駐車場ちゃんと停められっかな」
「さっきSNSでみたけどまだ大丈夫っぽいよ、さすがにいくつか駐車場あるら」
「だよねー、あーいつか自分の車でライブ行ってみてえな」
「なんで?」
「運転好きだしさ自分で考えたセトリ組んで気持ち高めて行きてえ」
「近場でやればいつか行けるら」
「近場ねえ、できるとこあんの?」
「まあガチガチのライブは無理かもだけどファンミ(ファンミーティング)ぐらいなら高校で合唱コンやったとこならできんじゃね、てか前にやってたし」
「うわまじか!いつ?」
「たぶん俺っちが高3のときかな、それからもちょくちょくやってるよ」
「おーいー早く言えよ」
「いやたかとその時ハマってなかったじゃん」
「ソウデシタ」
「まあでもいつかやるら」
「そう願いたいな」
「きっとやるの土日だけど部活は?」
「そうだーそれがあるわ、頼む冬にやってくれえ」
「そういや今日は部活なかったの?」
「ちょうど昨日今日明日ないんだよまじ奇跡。GWの前半ほぼあったしグラウンドも硬式も使ってるからしょっちゅう使えるわけじゃないんだよ」
「なるほどね」
40分ほどして高速道路を降り、あとは下道で会場へと向かう。下道に降りたところで渡瀬があることに気づいた。
「なんか前と後ろの車痛車なんだがw」
「え!ほんとだ!まってその後ろも痛車だわ」
「挟まれちゃってるよw」
「ということはこいつらについてけば会場着くら?」
「まあナビ通り行くけど」
その後、無事会場の駐車場に着き車を停めることができた。
「おつかれさまでしたー」
「うい、開場30分前に出ればいいら。それまで寝とく」
「おけー俺も寝とくわ」
〜♪
渡瀬のスマホのアラームが鳴った。
(なんか気持ちよく寝れた〜って歌恋のソロ曲やんけ、で起きないんかい)
「渡瀬、16時になったぞ」
「あーおけ」
俺と渡瀬は車の中でライブTシャツに着替えペンライト等のグッズをバッグに入れ車を出た。
(すげーもう楽曲が聴こえる)
今回も当日物販やら展示やらあるんでそこで流しているのだろう。
「とりあえず展示みて会場入ろうぜ」
「そうだな」
展示はフィギュアやらアクリルスタンドやら展示されており、この会場で買うと少し安く買えるようになっている。
(こうやってオタクから金をむしりとってんだろうな、ある程度金あれば買っちゃうもんな)
一通り展示を見てちょうど16時半になったので会場入口へと向かい顔認証を通って中へ入った。
「おれらAブロックの4列だから、、真ん中か」
「いやー俺らの背丈で見えっかな」
「んー微妙、だけど前のブロックから少し間空いてるし4列目だからまあまあまあ見えんじゃね。さすがにステージも高さあるし」
「まあそうか初アリーナだしな」
「アリーナって今日全アリーナだわw」
席に到着し初ライブの時と同様に俺はまずリストバンドを着けペンライトの電池は入れずあとはペンライトに電池を入れるのとトイレに行くだけまでを準備しSNSを眺めていた。
(うわー駐車場満車じゃん、臨時で第4駐車場開放か。そもそもここのキャパって、、、うわ!1万もねえのかよく当たったなおれっち)
「ちょっと今回も頼むわ」
「またかよ」
今回も渡瀬は腕章に苦戦してたらしくつけてやった
「ほい」
「さんきゅー」
スマホをいじるのにも飽きたのでモニターに映し出されているライブブルーレイなどのCMやCDの試聴動画を見ながらぼーっとすること20分、気づけば開演まで40分前の17時20分となっていた。
「じゃあ先にトイレいってきやーす」
「ういー」
(そういえば野外ライブのトイレって、、まあそうだよね)
トイレは仮設トイレでいつも通り行列をなしていた。
(なんだかんだで10分ぐらいで戻れそうだな)
15分ぐらいして戻り渡瀬と交代した。
その間に俺はペンライト(2本)に電池を入れて準備万端となった。無事渡瀬も開演前に戻ってきてあとは開演を迎えるだけとなった。俺はせっかくなので1曲目だけセトリ予想を提案した。
「最初の楽曲予想しようぜ」
「えーじゃあ1期opのキミヒカ」
「ずる!まあ2期のopは1曲目やらないと思うからデビュー曲だな、君色」
「まあどっちかだら」
数秒後モニターのCMが止まり照明も暗くなった。
(始まる)
半年近くAllceanの楽曲を聴き続け全楽曲イントロでわかるレベルまで成長した。前回と全く違う気持ちで挑むライブはとても新鮮で前回の10倍は楽しみだ。
果たして最初の楽曲は




