表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/87

フラグ31 新婚イベ?

健人の最後の営業から2日後、今日は午後から大学の卒業式があり部活で写真を撮る為だけに4年生以外も全部員呼ばれていた。

(スーツでチャリ漕ぐのもなんかシュールだな、革靴で漕ぎにくいし)

大学の駐輪場に自転車を止め集合場所へ向かい、陽と伊勢が話していた。

「ういっすー」

「ういっすー」

「先輩たちは?」

「まだ出てこない、まだ式やってんだろ」

卒業式は体育館的なとこで開かれており4年生以外は中に入れなくなっている。

「にしても写真撮る為だけに呼ばれるとはな、特に陽はそこそこ遠いじゃん」

「まじそれ、この為だけに片道1時間だぞだるいって」

「往復2時間笑。そういや今日飲みあるらしいけど行くん?」

「行かねー」「俺もいかねー、バイトあるし」

「だよな、4年生もいるし。ほぼ絡みないからな」

「ほぼというか全くだろ。去年たまに部活来てたぐらいだし」

「なんなら全員知らないしな」

「じゃあ俺らなんで今日いるんだ」

「もうそれ考えないでおこう」

なんやかんや話している間に4年生がぞろぞろと出てくる。

事前に3年生が呼びかけていたこともあり広場に4年生が集まってくる。来年はその役を俺たちがやらないといけないと思うと面倒くささがのしかかってくる。

3年生は手際がよく30分もしないうちにほぼ全員集まり写真撮影が始まる。

総勢約60人(バックれたやつは含まない)の集合写真となった。ちなみに撮影は毎年写真部だか写真研究部だかよく分からないがそのへんに頼んでいるらしい。部の写真担当はマネージャーだが、今回はマネージャーも入るので頼んでいるらしい。毎年この写真撮影のために駆り出される写真部の方ご愁傷さまです。

写真撮影が終わったら終わったで帰る人もいれば残って話している人もいる。今日はバイトもないし帰ってアニメを見てゲームでもしようと思い、陽と伊勢だけひとこと言って駐輪場に向かおうとした時誰かにネクタイを引っ張られた。

(うおっ、誰だよこっちは早く帰りてえ、、んだよ)

振り返るとさゆりが引っ張っていた。

「ちょっと手伝って!」

「えー帰るだけだしまあいいけど」

ネクタイを直しながらそう答えた。着いてきてと言うので歩きながら事情を聞いた。

「さっき撮影で使った部の名前が入った看板?みたいの部室に運ばなくちゃになっちゃって」

「あーなんかあったなそんなの、そもそも部室にそんなのあったのか。でもなんでおれ?持ってきたやつに言えばいいじゃん」

「3年生に言えると思う?」

「言えません」

「でしょ!2年生と1年生はすぐに帰っちゃうしちょうど1人でうろうろしてた貴翔を見つけたの」

「すみませんねぼっちで!」

「あはは、あ、まってネクタイ曲がってる」

「え、どっち側に?」

直そうとしていると焦れったくなったのかさゆりがネクタイを直してくれた。

「ありがと」

「い、いいえ」

(なにこの新婚イベントみたいなの!てか彼氏に見られたらおれ殺されるぞ、あれでも大学の人なのかなんなのか聞いてない気が、でも見られてたらやばい)

そう思い周りを見渡した。完全に挙動不審になっていた。

「なにしてんの、いくよ」

「はい、すみません」

撮影場所の広場に戻って来るとまだ3.4年生の一部が話していた。なんとなく気づかれないように静かに看板を運び出した。

看板には「東彩大軟式野球部」とかかれており2メートルもないぐらいの大きさだった。

「これなら俺一人で大丈夫だけど部室は開けてくんね?」

「おっけー」

部室は5分ぐらい歩いたところにあり、いつも通っているキャンパスの部室はほぼ物置化おしており、部室という部室では無い。そもそもグラウンドがあるキャンパスとこっちのキャンパスとは別なので野球道具を置いていてもほぼ意味が無いのだ。

「ひえーつかれたー案外重いなこれ」

「おつかれさま、今開けるから、、、はい開いた!」

「さんきゅー」

看板をそのへんに置いて鍵を閉め部室を出た。

「ありがとね!助かった!」

「あーいえいえーこちらこそ。さゆりはこのあとどうすんの?帰んの?」

「そーだね、飲み会は真帆さんもいるし、やっぱ3.4年生と一緒だとね」

「さすがにそうだよな」

「じゃあ私は真帆さんに挨拶して帰るから」

「おう、それじゃまたな」

「うん!手伝ってもらってありがとね!じゃあね!」

手を振り広場前でわかれた。

(帰る前にちょっと便所でも寄ってこ)

卒業式に伴ってか一部の施設も空いていたので御手洗に行き駐輪場へ向かった。

やっと駐輪場に着き帰れると思い自転車の鍵を開け動かそうとしたが動かない。

(あれ)

後ろを振り返るとそこには真帆さんがいて自転車のニケツ部分を抑えていた。なんかすごいシュールな光景だった。

「佐々木くんちょっといい?」

「はい?」

(もう帰りたいんですけどぉぉぉーー)

「な、なんでしょう」

「急にごめんね。去年の全国の時に負けちゃったせいか言いそびれちゃったんだけど、さゆりのことよく見てあげてね」

「え、あーはい」

まあ体のこと知ってるの部活だと俺だけになるしそういうことだろう。さゆりには彼氏がいるし見とくも何もないんだけどな。そう思い空返事をした。

「それじゃ頑張ってね」

(それだけかい!)

「ありがとうございます。真帆さんも就活頑張ってください」

ニコッと笑い真帆さんは去っていった。

ようやくチャリに乗り帰路に着くことが出来た。

(就活、就活かあ、来年は就活だし2年後には卒業かあ、早いな)

3月下旬、暖かくなってきており通学路の桜はまだ満開では無いが咲き始めている。そして、2週間もすれば部の新歓(新入生歓迎会)もあるしバイトでも新しい仲間が増える。

春という季節は別れと出会いもあって寂しいこともあるが結構好きな季節だ。花粉症がなければ。

「へーくしゅん!」

鼻かみたいしかーえろ。

投稿遅れてしまって申し訳ございません。

2年生編これにて終了です!

2年生編があるってことは、まあ話の流れ的に続くのは分かってもらっていると思っておりますが、、、

次回から3年生編がスタートです!2年生編は序盤の序盤なので3年生編はより面白くなると思います。いやおもしろくします!

今後ともよろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ