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フラグ25 弁当とチョコ

合宿2日目、夏合宿と同様に朝食をとり、各自準備してバスでグラウンドまで向かいます。夏と違い俺にはAllceanがいるため移動中にAllceanの楽曲を聴きながら少しだけやる気を高めることができた。

いつも通りアップを済ませ一旦集合する。

「今日は!紅白戦を行いま、、せん!さすがにオフ明けたばっかだしね。寒いので怪我もあるといけないので軽くポジションごとノックをやってシートノックやって午前中は終わりたいと思います。外野は外野でひとまとまりになってやってください。ピッチャー、キャッチャーは走るなりノックに参加するなり任せます」

「うす!」

代打ばかりで試合に出ているので忘れてしまっている人もいるかと思うが俺はセカンドだ。高校の頃はファーストだったがファーストはノックの時におもしろくないから大学ではセカンドにした。中学まで色んなポジションを守っていたが一番上手かった時期がセカンドなのでそうした。高校も最初セカンドとして入ったが最終的にはファーストでレギュラーとなった。まあその話はまた別の機会に。

「じゃあジャン負けノッカーで、じゃーんけーん」

「1球目いくぞー!梅ちゃーん!」

はい、じゃんけん負けました。ここまでくると予想できるよね、4人でじゃんけんして1人負けでした。逆にここまでくると運良いと思う。これもポジティブになったってことか。

20分毎に順番で代わり、それを2セット。途中、外野組がやることなくなったのか参加し始め賭けノックになりそうになったがちょうど良い時間になったのでやらなくて済んだ。

その後、シートノックをやり昼休憩となった。

「1時間ちょい昼休憩で13時半には練習できるようにしといてください。昼飯はダンボールの中に弁当が入っているので各自取ってって食べてください」

「はーい!」

(とりあえず手洗ってくるか)

水道へ向かうとさゆりが午前中に部員が使ったコップを洗っていた。

「手伝うよ」

「え、あーいいよいいよもう終わるし」

「そう?」

「なーに?さゆりちゃんを手伝いに来たのかな?」

「ちげーよ!手洗いに来ただけだわ!」

「ふーん」

「寒いんだから1年生のマネージャーと一緒に洗えばいいのに」

「いや、ふたばちゃんにはいま弁当受け渡しとかやってもらってるからいーのいーの」

「受け渡しって俺らが勝手に取ってくのに」

「こういうのはマネージャーから渡すから弁当屋さんの弁当もより美味しくなるってもんでしょ?」

「そうだけど」

「そうなんだ笑」

「あーいや、、そうです」

「あはは、正直だねえ。じゃあたかとくんには私から渡してあげようじゃないか、、、まあ私が先輩だしみんなが嫌だと思う方をやんないとね。私から寒い中さ水でコップ洗っといてなんて言えないし、、、はいおーわり。ベンチ戻ろ」

ベンチへ戻りさゆりから弁当を受け取り、珍しく部員全員で固まって食べた。おそらく日なたがそこしか無かったからだろう。

弁当の味はより美味しいとはならなかったがなんとなく午後も頑張ろうとはなった。

ただ昨日今日もそうだが、さゆりは彼氏がいようがいまいが誰であろうが変わらないと思った。みんなと同じように話すし同じように接する。1年生の時、俺は今よりも人と関わろうとしなかったので分からなかったがきっと今と同じように話してくれていたと思う。それが結城さゆりという人間なのだ。

(体、病気のこととかも他の部員にも話してるんだろうな、、いやいや弱いとこを見せないさゆりが誰彼構わず言わないだろ。あーでも、って真っ昼間から考えることじゃねえな)

「サッサどうした?」

「え、いやえーと昨日のアニメが気になって」

「俺移動中に見たぞ。Aパートがやっぱさあ」

「ちょっと待て俺まだ見てない」

「サッサのことだから移動中見たかと思ってたのに」

「あーAllcean聴いて精神統一してた」

「なんそれ笑」

そんなこんなで昼休憩はあっという間に過ぎ13時半となりバッティング練習が始まった。そしてバッティング練習も軽いフリー打撃で終わりちょうど16時半となったので片付けをし、17時にはバスに乗り昨日と同様に合宿所に戻ってきて風呂まで済ませた。

夕食まで30分あったのでちょうどいいと思い昨日見れなかったアニメを見て夕食会場へ向かった。夕食を済ませるとマネージャー2人が立ち上がり

「今日はバレタインなのでここ出る時チョコもらってってくださーい」

「はい!質問です!」

「はい!伊勢くん!」

「それは手作りですか!?」

「いいえ!見ての通りコンビニで買えるチョコ菓子です!」

ちょっとしたコントに笑いが起きつつ各自チョコを貰っていく。

「ハッピーバレンタイーン、3日目も頑張ってねー」

2年はさゆりから1年は二葉ちゃんから貰っていき俺もみんなと同じように一言添えてチョコを貰った。

「サッサ良かったな」

色んな事情を知っている陽からそう言われた。

「いや陽も貰ってるだろ笑」

「それもそーか、ならやる」

「いや1個も2個も変わらんてそこら辺で買えるもんだし」

「本当に?」

「いや、、、もらってもよかですか」

「素直でよろしい、ほい」

少し、いやかなりきもいが陽の分も貰った。証拠隠滅と言わんばかりにすぐに2つとも食べた。

こんなんで喜んでるとかやばいな。

やかましーわ!

という感じで2日目が過ぎ今日もトランプをやり、今日は梅ちゃんも呼んで大富豪をやった。梅ちゃんもいるのでさすがにJ-popを流しながら大富豪をやった。

大富豪は運ゲーではないのと大富豪はそれなりに強いので10戦中大富豪3回、富豪4回、大貧民3回(都落ち)だった。

そのため2日目は気持ちよく終われた。しかし、明日の練習メニューは何をやるのだろう。紅白戦もやるとは思えないし今日と同じだと合宿の意味もあまりないし、梅ちゃんに聞きそびれてしまった。

それでも明日はもう最終日。ということは飲み会も待っている。毎回地獄絵図と化している飲み会もどうなるのだろう。そう思い2日目は眠った。

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