フラグ24 久しぶり
ライブから3週間経ち、まだまだライブの余韻が抜けずひたすらAllceanを楽曲を聴いていおり、聴きながら明日からの合宿の準備をしている2月初旬。
(まだ2月で寒いのになんで毎回合宿2月なんだろ)
野球は基本寒い時期にはやらずだいたい3月からオフが明ける。
(よし、これでおっけー。夏合宿は色々あった、、色々あったなあ。けど今回も楽しもう)
とりあえず準備を終わらせアニメを見てその日は寝た。
〜♪
ライブが終わってからは目覚ましはAllceanの楽曲にした。そのおかげですんなり起きれるようにもなった。
(よし!今日から合宿楽しむぞー!)
夏合宿と同様に電車とバスを乗り継いでグラウンドへ向かった。しかも今日が年明け、オフ明け1発目の部活だ。普通1発目に合宿やるか?と思ったがそれもそれでおもしろいからうちの部らしいな。
「ういっすー」
「ういすー、はよー久しぶり〜」
最初に会ったのは伊勢だった。グラウンド敷地内にある屋内の休憩所に座ってカップラーメンを食べていた。
「朝からラーメンかよ」
「いや寒いしコンビニで買ってきた」
「さいですか。みんなは?もう来てる?」
「ぼちぼち来だしてるよ。さっき陽も来てたし」
「さすがしっかり者の陽だな」
「俺も早く来てるだろー」
「おまえはラーメン食うためだろうが」
「バレた?笑」
「じゃあ荷物入れてくるわ」
「ういー」
(うう、外はやっぱ寒いな〜。)
バスまで行くとさゆりが部活の荷物を運んでいた。
(一日一日を大切に全力で、よし)
「それ持つよ」
「え、あ、サ、貴翔?ありがとう」
「いえいえ〜」
「えと、久しぶり!元気だった?」
「一言目それかよ笑元気元気!」
「そっか、よかった」
「なんだよよかったって笑」
「あ、いや」
「なんだよらしくないな〜、冬は元気なくなっちゃうんか?」
「あーもううっさい!はい!バス着いた!ありがと!」
「痛ッ、だって他に運ぶもん、、」
「1年生くんたちに運んでもらうから大丈夫!ほら荷物入れてバス乗んな!」
「いやなんでそんな怒ってるん?」
「怒ってない!ほら行った行った!」
俺はバスに荷物を入れ中へ入ると陽がいた。
「なーに朝からイチャついてんだよ」
「イチャついてねーわ。久しぶり〜隣いい?」
「久しぶり〜いいよー。彼氏いんのに奪い取る気?」
俺は陽の隣に座りつつ話を進めた。
「そんなんじゃねーわ。あれがいつも通りなんだよ」
「あーまあそう、、だな笑でもなんかあった?」
「あーまああったけどそれはそれこれはこれだ」
「そっか」
「おう!」
その後、続々と部員たちが集まり出発時刻となった。
「休憩挟みつつ13時くらいに着ければいいと思います。合宿初日ほぼ移動ですが楽しくやっていきましょう!では、お願いします」
俺らの代になり梅澤がキャプテンとなった。こういった仕切りも梅澤が行うようにもなった。
出発し1時間ほど陽とアニメの話をしていたが途中で眠くなり、そのタイミングで陽も寝ていたのでイヤホンをつけてAllceanの楽曲を流しながら眠った。
「サッサ、サッサ」
「ん?」
「昼休憩だって」
「あーごめんごめん。行くかー」
サービスエリアで昼休憩を済ませ再びバスが出発した。時刻は12時半。少し遅れているっぽい。再び陽とアニメの話をしだして1時間ちょい。ようやく合宿所に着いた。
「えーと今が14時なんで14時半に一旦ロビー集合でグラウンド行くんでお願いしまーす」
バスを出る前に梅澤が今後の予定を言い、荷物を出してバスの運転手に挨拶をし合宿所の方にも挨拶をし各自部屋へと向かった。
今回は3年生がもういないので俺ら2年生は3人ずつの部屋となった。俺らの代は分かりやすく何人かのグループに分かれているので仲良い組での部屋割となり陽と伊勢と同室になった。
「サクッと準備してロビーに行くか〜」
「あんまやる気出ないけど梅ちゃんのことだし今日は自主練だろうしな」
3人ともすぐに準備し一緒に部屋を出た。が、俺が忘れ物に気づき部屋へと戻った。
(あっぶね〜、初日は自主練だと思ってこれつけてこうと思ったの忘れてたぜ)
そう、持ってきたのはライブで買ったリストバンド。あまり汚したくないがせっかく買って野球をやっているならつけようと思っていたのだ。
ルンルンで部屋を出てロビーに行こうとするとまたさゆりがいて自分の荷物と部の荷物を持っていた。
「だーかーら持ちすぎだって、貸してみ?」
「今回も頼もうとしたけどみんな行っちゃったんだもん」
「だもんじゃないわ、あんま無理してると体、じゃなくて寒いし風邪でも引くぞ」
「今日なんか優しすぎるよね〜?なんか企んでる?」
「企んでねーわ!ただ、、」
「ただ?」
「いやなんでもない」
「そっちのほうが貴翔っぽくていいわ。いじりがいあるってゆーか」
「うっせー」
ロビーに着くとすでに全員集合しており、1年生がすかさず荷物を持ちバスまで運んでくれた。今回も合宿所でバスを使わせてもらい運転も合宿所の方がやってくれた。
20分ほどしてグラウンドに着き、アップとキャッチボールまで行い集合する。
「合宿初日ということと今15時半ということで皆さん自主練と思っていると思いますが、、、自主練でーす。日も暮れるのも早いし17時にグラウンド出るのでそれに間に合うように各自、練習を行ってくださーい」
「はーい!」
(とは言ったものの片付け含めたら1時間か何しよう)
「サッサもやろーぜ、内野陣集めて恒例賭けノック」
「全然あり、ナイス梅ちゃん」
梅澤からの誘いもあり1.2年の内野陣12名での賭けノック(ジュース全奢り)が始まった。
序盤、今回がオフ明け一発目ということもありほぼ全員エラーを重ね泥試合化していく、それが終盤まで続き、7エラー5人、6エラー5人、5エラー2人、となり俺は意外と5エラー2人のうちの1人だった。最終周となり最後は3エラー換算だったがなんなくゴロを捕り奢りを免れ結局1年生の1人が全奢りとなった。ここでしょうがないから2年生が奢るとか下位2人が奢るとかではなく最下位が全奢り、それがうちの部のスタイルだ。代が変わってもそこは変わらない。
「おつかれー夏合宿と違って最下位争いしなかったね笑」
「やかましいわ」
ベンチに戻るとさゆりが話しかけてきた。
「これはレギュラーあるんじゃない?」
「だといいけどね。まだオフ明けたばっかだし自分のできることやるよ」
「、、、」
「なに?」
「いやなんか去年と違って時々いじりがいないよね」
「そう?まあ大人になったってことかな笑」
「えーなにそれー笑絶対ちがうー笑」
「うっせー」
「そう!それ!」
「あーもう整備行ってきますー!」
その後グラウンド整備やら片付けやらしてその日の練習は終わり合宿所に戻った。その後、夏合宿と同様に各自風呂に入り夕飯を済ませ自由時間となった。夏の合宿所とは違い近くにコンビニがないのでどうしようかと思ったが伊勢がトランプを持ってきておりアニソンを流しながら3人でババ抜きをやった。
「そういえば今日「月の音と光」やるんだっけ?っと揃った」
「と思ったんだけどこっちじゃ放送してねーしBSも映んねーから見れねーよっと」
「なら今日は普通に寝るか」
「そうね、あれこれなんの曲だっけ?」
「ドリカラ1期のオープニングに決まってんだろっと合わねー」
「そういえばライブ行ってたねーどうだった?」
「もう最高すぎ!ってあれ陽もうあがり?」
「どうぞ引いてください」
「うわ!伊勢と一騎打ちか〜」
「さあどうぞ!」
「じゃあこっちで!はい、あがり〜」
「くーーやっぱ運ねえ〜。これで10戦7敗かよ〜」
「まじで負けすぎ笑」
「まじなんでかわかんねーんだけど運ゲー弱いんだよな」
「というわけでなんだかんだ22時半かぼちぼち寝ますか」
「そうね、明日は1日だしな」
とりあえず電気を消してスマホをいじるなどしてその日は眠った。




