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【2巻 4/15 発売!】信長の嫁、はじめました ~ポンコツ魔女の戦国内政伝~【1,200万PV】【受賞&書籍化】  作者: 九條葉月
第15章 清洲城の変

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※暗殺ではありません。不幸な事故です


 次の尾張守護、斯波義銀の発言を盗み聞きしていた私は「えー……」という感じだった。

 う~ん……。三ちゃんあんな子を主君に据えるの? 短気な三ちゃんが? 大丈夫? 下克上しちゃわない?


『まぁ、史実でも下克上していますしね。さすがに命までは取りませんでしたが尾張から追放されてしまいます。いえそれも先に謀反を起こした斯波義銀が悪いんですけどね』


 この時代の『謀反』って元々の上下関係じゃなくて力関係を重視するんだっけ? たとえば美濃を実質的に支配する父様(斎藤道三)に、元々の美濃守護の土岐頼芸が挙兵したら『頼芸謀反』と捉えられる感じで。


 まぁ、でも、家臣の由宇喜一って人は常識人っぽいし、いい感じにストッパーとなってくれることを祈りましょう。


『あなたのことだから洗脳とかするものとばかり』


 プリちゃんは私のことを何だと思っているのか。解せぬ。


 いや、まぁ、正直どうでもいいのだ。


 どうせ斯波義銀は傀儡だし。何の力もないのだし。どうせそのうち三ちゃんが尾張の支配者になるのだし。


『……土岐頼芸にトドメを刺さずに放置していた斎藤道三』


 その、『あーこいつは完璧に道三の娘だなぁ』みたいな反応、やめてもらえません?


 いやしかし、父様みたいに甘い対応をしていると手痛い失敗をしてしまうかもしれないわね。つまり早々にトドメを刺しておけと。さすがプリちゃんは容赦がないわよね。


『解せぬ』


 プリちゃんからの助言に従うとして……どういう形がいいかしらねぇ? 一番いいのは平和的な解決だけど。あの様子だとそれは難しそう。


 次代の尾張守護に武功を! とそそのかして戦場に連れて行き、不幸にも戦死していただく?


 廊下で滑って転んで頭を打って、というのもありかしら?


 あるいは部下に風呂場で襲われて、とか?


 会食後に不幸にも食中毒なんてどう?


 あるいは流行病にかかって病死なんて?


『よくもまぁそんなスラスラと……。本場の腹黒はひと味違いますね』


 誰が腹黒か。夫の立身出世をサポートする賢妻の鑑だというのに。

 というか『本場』ってどういう意味やねん。


『父親はあの美濃のマムシ。兄は戦国でも珍しい父殺しの義龍。元いた世界でも謀略で国を滅ぼしたことがある。さすが本場の腹黒は違いますね』


 解せぬ。


 あと、別に滅ぼしてないから。相手が勝手に自滅して滅びただけだから。人聞きの悪いことを言うのは止めていただきたい。


『そういうところです』


 こういうところらしい。解せぬ。




Amaz〇nレビューをしてくださった方に〇〇プレゼント! 的な企画をしようと思いましたが、何らかの規約に引っかかりそうな……


そもそも何をプレゼントするというのか……作者からのラブ……?

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