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【2巻 4/15 発売!】信長の嫁、はじめました ~ポンコツ魔女の戦国内政伝~【1,200万PV】【受賞&書籍化】  作者: 九條葉月
第13章 淀城の戦い・2

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500話突破記念 プリちゃん美少女化計画


「――やっぱり、プリちゃんは美少女になるべきだと思うのよ」


『はぁ?』


 プリちゃんが絶対零度の視線で見下してくる(プリちゃんは光の玉だから視線なんて以下略)けれど、そんなことで怯む私ではない。


「よく考えて? 私はともかくとして、三ちゃんの周りにいる女性は戦闘狂の長尾景虎さんとか、雑賀三姉妹くらいしかいないじゃない。しかも三姉妹のうち鶴さんは人妻だし」


『長尾景虎さんを戦闘狂扱いは……扱いは……うん』


 否定しようとするのに、否定できないプリちゃんであった。


「やはり信長公記を今から書くとして、ヒロインは複数必要だと思うのよ。もちろんメインヒロインは私だけど、その他にもたとえば近所の頼れるお姉さんとか、気の置けない幼なじみとか、敵国の姫とか、生駒吉乃さんとか」


『最後だけ実名が出てますけど?』


「史実での実質的な正妻だからね。私としても粗雑に扱うわけにはいかないわ」


『ヒロイン扱いしている時点でずいぶんと雑な扱いじゃないですか?』


 後の天下人どころか世界の覇者のヒロインだというのに。どこが雑な扱いだというのだろうか? 解せぬ。


 そういえば、商人の生駒家宗さんが娘である吉乃さんを三ちゃんの奥さんに、と考えていたみたいだけど、あれはどうなったのかしらね?


美濃のお姫様(あなた)が出てきたから中止になったんじゃないですか?』


 なんということでしょう! 史実において愛し合う二人を引き裂くことになるだなんて! 私も三ちゃんを愛しているけどそれはそれ、ここは家宗さんと会ってお話ししなければ!


『……やはりあなたはどこかおかしい』


 呆れるプリちゃんに矛先を向ける私である。


「で、長尾景虎さんも三ちゃんに興味を持っているけど、やはりちょっと色物というか、キャラが濃いじゃない? 吉乃さん一人じゃかき消されそうじゃない?」


『上杉謙信好きに後ろから刺されますよ……?』


「ここはやはりもうちょっとキャラが薄めというか、正統派美少女を用意するべきだと思うのよ。そうなると、やはり適任はツッコミ役(プリちゃん)よね」


『…………、……あなたも悪い意味でキャラが濃いですものね』


 悪い意味でって、どういうことやねん。解せぬ。







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